「クローディアの秘密」を読む(西洋の児童文学を読むA、2021/10/28)

福西です。

『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。

小学生のクラスです。

9章「クローディアの秘密」を読み終えました。

受講生たちの要約です。

H.Fさん

ふたりはフランクワイラー夫人のやしきへ、最後のお金をつかってタクシーにのり、やってくる。ふたりはさいしょはとても待たされたが、通してもらった。

フランクワイラー夫人は(ふたりが)どこにいたか知りたがった。そしてふたりのことを知っていた。

そのあとクローディアの問いにたいしてフランクワイラー夫人は「ひみつ」と答え、フランクワイラー夫人の問いにたいしてクローディアは「ひみつ」と答えた。フランクワイラー夫人はよろこび、そのあとごはんを食べさせたり、体を洗わせたりした。(クローディアが入浴中に食事が始まっていたので)クローディアはすねた。そのあとたくさん話をした。

フランクワイラー夫人はふたりに、ぼうけんにはおわりがあるけど、天使のひみつにはおわりがないといった。ジェイミーは口をすべらせて夫人にかくしていた居場所をいった。クローディアがいないすきに……。

そのあと、夫人はふたりが好きになり、おうえんしたくなって、チャンスをあげた。みごと、ふたりはとじこみから(スケッチを)さがしあて、クローディアは天使をだくというねがいをかなえた。ミケランジェロが天使をつくったということだ。

Y.Y君

クローディアとジェイミーは、タクシーでフランクワイラー夫人のやしきまでむかう。夫人と話をしたいとたのむがとても時間がかかった。フランクワイラー夫人は家出のことは知っており、色々話していくうちにフランクワイラー夫人に気に入られ、1時間だけ天使の像の答えをさがしてよいと許可をえる。

天使の像の答え(スケッチ)をみつけた。答えはやはり(天使像は)ミケランジェロの作だった。夫人は自分が死んだらそのスケッチを二人にあげるというけれど、二人は家出ののことをくわしく話すことになる。クローディアは夫人の言葉で、家に帰ることを決意する。

S.K君

二人は、タクシーで家に帰る分のお金を使い、フランクワイラー夫人の屋敷に着く。フランクワイラー夫人と話をしたいと求める。夫人は家出をしていたことを知っていて、興味を持ったので二人を招く。

クローディアが天使像について教えてほしいとたずねるが、夫人は教えてくれない。夫人が家出のことをくわしく教えてほしいとたずねるが、クローディアも同じく教えない。この会話で夫人はクローディアのことを気に入り、秘密のこうかんを提案した。

二人は、夫人の書類棚を調べることを1時間の間許され、計画を立てて調べた。そして、ささいなことをきっかけに、ミケランジェロの署名入りの天使像のスケッチを見つける。

二人は夫人に家出についてくわしく話し、夫人は遺産としてスケッチを二人にわたすことにした。

注:( )は私が補った部分です。

 

残すところ、あと1章ですね。