『リンゴ畑のマーティン・ピピン』を読む(西洋の児童文学を読むB)前に(その1)

福西です。

2021年9月16日(木)18:40~20:00から、『リンゴ畑のマーティン・ピピン』(エリナー・ファージョン、石井桃子訳、岩波少年文庫)を読みはじめます。

その一行目です。

サセックス州のアドバセンでは、いまだに子どもたちが、「若葉おとめ」の歌をうたっています。

このアドバセンという架空の地名とともに、いっしょに本を読む方を、お待ちしています。

20年ほど前には本屋さんにふつうに並んでいたのですが、いまは絶版になっていて、10代の方はおそらく図書館でしか見かけないだろうと思います。

すごくもったいないと思います。

初版は1921年。(上の写真のイラストは1952年)

それなのに、古さをちっとも感じさせない作品です。なおかつ、石井桃子訳がその魅力をみずみずしく伝えてくれます。

一度読み始めたら、あとは時を忘れること請け合いですが、上下巻とあるので、読了までは息の長い旅となるでしょう。

それなので、のんびり行きましょう。

 

(その2)に続きます。