『モモ』を読む(西洋の児童文学を読むB、2021/4/23)

福西です。

『モモ』(エンデ、大島かおり訳、岩波書店)、16章「大きな不安と、もっと大きな勇気」の受講生たちの要約です。

H.A.さん

カシオペイアは見つからない。モモはベッポを探すことにした。たっぷり時間をかけるが見つからない。数カ月がたつ。

子どもたちも様子がかわってしまっていた。モモは子供の家のことを知る。その日、ひとりぼっちの彼女は灰色の男たちと夜に会う約束をする。

I.U.さん

モモはカシオペイアやベッポを探しまわったが見つからず、2、3カ月たった。ある日、モモは以前遊びにきていた子どもの3人と会った。だが、その3人は「子どもの家」に行かなければならなくて、モモも行く事にした。モモが戸口に近づいた時、灰色の男が現れた。灰色の男は「モモにやってもらいたい事がある」と言い、夜中に会うことになった。

O.W.さん

カシオペイアさえも失ったモモは、2、3か月、孤独に過ごした。

ある時、偶然にも前に遊んでいた子供に会ったモモは、彼らの変化におどろいた。

灰色の男と会ったモモは、組織のさそいを受け入れた。

S.K.君

カシオペイアは見つからない。その後、モモはベッポにもジジにも会えなかった。一人ぼっちのモモは時間を恨めしく思うが、時間の花のメロディーは失いたくない。変わり果てた子供たちに会った後、灰色の男と真夜中に会うと約束する。

S.T.君

モモはカシオペイア、ベッポと順に探すが会えず、ひとりぼっちで長い間過ごす。「子どもの家」の灰色の門が開き、灰色の男が出てくる。

H.A.さんの「共感したこと」です。

待ち合わせして、人と会えない時。動いた方がいいのか、待った方がいいのか。その時の迷いや不安な気持ちは、「私も同じ。あるある」ということでした。