ハナバチに訊いてみる(2021/04/24)

事務担当、梁川です。

教室へ向かう途中の石段にあるツツジが一斉に開花しました。

ブ〜ン、ブ〜ン、…と、小さいハナバチたちが飛び交っています。

花弁の中を覗き込むと、おしりや羽をしきりに震わせながら、しきりにモゾモゾしています。体全体で喜びを表しているように、私には見えてきます。

しぜんクラスでも、子どもたちに「そんなときは、うんと近づいて見てみるといいよ。なにせ、みんな夢中になっているのだから、こちらには前々気が付かないよ」と伝えることにしています(ハナバチの場合、と勿論添えて)。

実際、10センチくらいのところまで顔を近づけても何ともないです。かざした指の上にとまって、いつまでも毛づくろいしている姿を見られた時なんかは、この幸福な瞬間を抱きしめたまま死んでもよいと思えるくらいです。

「夢中」とか「無心」とかいう言葉が、はたしてハチたち自身にとって相応しいかどうかは別として、無心にさえずる鳥たちの姿や、無心に身体をふるわせるハナバチたちの姿を見ていると(あるいは「一心に」と言ってもよいのかもしれませんが)、「学ぶこと」もそのようであって欲しいな、としばしば思います。