0209 中学数学

浅野です。

図形的分野の続きです。

TさんとNさんは同じ分野に取り組むのにも好対照をなしていて興味深いです。Tさんは着実に進むタイプです。どっしりと構えて外堀を埋めるように問題を解いていきます。図形を直感的に捉えることにおいても優れています。他方でNさんは頭の回転が速く難しい問題を一瞬で解いてしまうこともあれば、思わぬところで苦戦することもあります。数学的な本質をすぐに見抜いて問題を解くのですが、細かい勘違いが後から判明することも多いです。二人ともに共通しているのは、自信を持って数学に取り組むという姿勢です。難しい問題について二人でああだこうだと言っているのを聞いていると楽しくなります。

Oさんは円周角がまったくわからないとのことでしたので、今回は円周角に重点的に取り組みました。円周角が中心角の半分になることを簡単に示してからいろいろな角度を求めてもらったのですが、どうもうまくつかめないようでした。それは私の説明が悪かったせいのようで、「一つの弧に対する円周角の大きさはどれも同じで、それは中心角の半分である」と正確に説明するとコツをつかんでくれました。「一つの弧に対する」というところがポイントです。