1006 中学数学

浅野です。

前回から始めた冒頭の簡単な(と思われる)計算ドリルが大きな効果を発揮しています。

Nさんは前回その冒頭の計算ドリルでしっかりと満点を取ってくれました。しかし今回は大崩れしてしまいました。その発端は分数式に分数を代入する計算がわからなかったことです。普通に代入すると二重分数が出てきてややこしいので、その問題で間違えるのは仕方ないとしましょう。問題はその問題にかき乱されて、他の本来は簡単な問題でミスを連発していたことです。テストについて助言をするなら、わかる問題をいかに確実に正解するかということが大切です。今回は間違いが多かったものの、その後で全問間違い直しをしてくれたのはよかったです。

Tさんは計算ドリルで前回は思わぬ苦戦をしていましたが、今回は自信がないと言いつつも1問間違いでした。4a=-4からa=0としてしまう、割とありがちなミスです。この悔しさをバネにして、次からは同じ間違いをしないでくれるとよいです。学校の定期試験が迫っていたので、学校で配布された試験範囲のお知らせプリントをじっくり読み、それをもとに対策を考えました。定期試験でよい結果を残すコツがここにあります。

Oさんは計算ドリルで理解の怪しいところを発見しました。一次関数の変化の割合です。yの増加量/xの増加量というものです。その分母と分子がどちらがどちらなのかわからなくなるそうです。この変化の割合は、グラフでxが1増加したときにyがどれだけ増加するかという傾きを表しているのだということを視覚的に理解できれば混乱することもなくなるはずです。次回以降にもそのことを伝えたいです。