0929 中学数学

浅野です。

このクラスの生徒全員に言えることとして、計算間違いの多さに悩まされます。その状況を打開するために、今回は各人にふさわしい計算ドリルを用意して、満点を取るようにプレッシャーをかけながら挑戦してもらいました。見直しも確実にするようにしてもらいました。

Nさんはしっかりと見直しをし、自信のない問題はいろいろな角度から考えることで答えに近づき、見事満点を取りました。その過程と結果の両方ともが素晴らしいです。文字式の理解も「項」や「係数」といった用語の使い方以外は十分にできています。隣のTさんに触発されて、難しい方程式の文章題を志願して解いていました。一問は解け、もう一問はあと少しのところで時間切れになりました。

Tさんは先述の計算ドリルで思わぬ弱点を発見しました。方程式で両辺を何倍かするときに、問題の形によっては混乱が見られました。できると思っているところにも意外と落とし穴があるものです。先週に引き続いて方程式の難しい文章題に取り組んでもらいました。「長いすと生徒」や「生徒に何かを配る」といったタイプの問題では、数の少ないほう(先ほどの例では順に長いすと生徒)をxと置くと解きやすい形になります。しかしながら、もう一方の数の多いほうをxと置いても頑張れば解くことができます。そのことを体験してもらいました。

Oさんはプレッシャーをかけた計算ドリルは1問間違いでした。自信がないと自己申告した問題だっただけに、もう少し粘って間違いに気づいてもらえたらよかったです。次回以降に期待しています。一次関数ではまだ計算間違いが頻発し、そのために苦労しました。授業冒頭のドリルと合わせて一次関数の計算を鍛えたいです。