0707 中学数学

浅野です。

今回で春学期は最後です。夏休み中も勉強相談会やいくらか自習時間を設けますので、そのときにお会いしましょう。

それぞれの取り組みを紹介する前にちょっとしたお話です。中1の数学では文字式や方程式を習っているところだと思います。これらの範囲では文章題が山場です。最初はなぜわざわざ文字を使ってややこしく考えるのかと疑問に思うことでしょう。しかし文字を使ったほうが結局は簡単なのです!式さえ立てればあとは単純計算に持ち込めますから。小学校までの文章題では方程式を使ってはいけないことになっているので、中学入試の算数はとても大変です。

Nさんは学校で習いつつある文字式の一通りの問題をしてもらいました。そのときに先ほど述べたような疑問を持っていたようなので、方程式の考え方をざっと教えて実際に解いてもらいました。まだこれまでのように文字を使わずに解くやり方のほうがやりやすいそうです。

Tさんには定期テストで間違えていたのと似た問題に挑戦してもらいました。この日は調子が悪かったようですが、それでもテスト時よりはよい出来でした。自分の頭を使って考えるということがしっかりできているので、このクラスではその力を発揮できるように計算などの足腰を鍛えたいと思っています。

Oさんは前回に引き続いて中1の範囲の復習です。今回は苦手意識のある図形分野が中心でした。苦手意識があるといっても、この春に集中して取り組んだこともあり、一通りのことは理解できています。直線と直線の位置関係でねじれの位置を忘れていたり、円やおうぎ形で直径と半径とを間違えていたりしたくらいで、どれもしっかりと理解することはできました。宿題として中1と中2のコンパクトな問題集を渡しておいたので、自習などの時間に確認したいです。