福西です。

『クマのプーさん』(ミルン、石井桃子訳、岩波少年文庫)を読了しました。受講生のみなさん、おめでとうございます。(前回はこちら

コブタを助けたプーを称揚して、クリストファー・ロビンが慰労会を開きます。それがこの物語の一つの「さよなら」になっているという構造です。

『クマのプーさん』は、作者ミルンが息子のクリストファー・ロビンに聞かせるために作ったお話です。物語の中には二人のクリストファー・ロビンが登場します。一人はプーたちと同じ百森町の登場人物。もう一人はそのお話を聞く側。

お話を聞き終えたクリストファー・ロビンが、二階の寝室に戻っていきます。その際、彼の引きずるぬいぐるみに、プーたちが戻っていることが印象的です。この作品は、子供時代の一つの終わりを、永遠にしたのだと思います。

以下、最終話に対する受講生たちの要約です。

 

「10 クリストファー・ロビンが、プーの慰労会をひらきます そして、わたしたちは、さよならをいたします」

K君

ある朝、クリストファー・ロビンが口笛を吹きフクロをよびました。そして、フクロに「お茶会をするから、みんなをよんで」といい、フクロが森のみんなにそのことを知らせにいきました。

森のみんなが集まり、お茶会をしました。プレゼントをわたすとなるとイーヨーがかんちがいしてそのプレゼントを自分のものだと思い、しゃべりはじめました。が、そのプレゼントはプーのもので、プーはころびそうになるほど喜びました。中にはえんぴつやじょうぎ、ものさしなどが入っていました。

コブタが「プー、きみ、朝おきたときね、まず第一に、どんなことを、かんがえる?」と聞くと、プーが「けさのごはんは、なににしよってことだな」といいました。プーがコブタに「コブタ、きみは、どんなこと?」と聞くと、コブタが「ぼくはね、きょうは、どんなすばらしいことがあるかなってことだよ」と答えました。「つまり、おんなじことだね」とプーはいいました。

R君

ある日、クリストファー・ロビンが、この前プーがコブタを助けたことを慰労する会を開きます。

そこで、フクロにたのんで色んな人に伝えさせます。しかし、プーはどんどん悪くなっていくことをイメージしてしまいます。

次の日、イーヨー、フクロ、コブタ、カンガ、ルー、クリストファー・ロビン、ウサギ、そしてその親せき一同が集まりました。

クリストファー・ロビンはプーにわたそうとしたプレゼントを探します。この時、イーヨーは、自分へのプレゼントだとかんちがいして長話を始めます。

クリストファー・ロビンは、やっとプレゼントを見つけると、プーにわたします。プーはできるだけ早く包みを開けると、それは鉛筆ケースと文具でした。しばらくしたら、みんな「さよなら」を言って、帰りました。

 

Sちゃん

クリストファー・ロビンは、プーのためにお茶の会を開きました。プーやコブタを呼びに行きました。イーヨーを呼びにいった時、イーヨーは招待してくれた事を疑っていました。

クリストファー・ロビンが用意した席に全員つきました。ルーは、とてもはしゃいでいました。みんなでご飯を食べた後、クリストファー・ロビンが立ち上がって、プーにプレゼントをわたそうとしたしゅん間に、イーヨーが自分のための会だとかん違いして、何やら長々と話し始めました。しかし、クリストファー・ロビンたちは、プーへプレゼントをわたしました。それはえん筆と消しゴムと、ふで箱、色ペンでした。プーは、水の中へコブタを助けに行ってくれたからです。プーは、たいへん、喜びました。

一方、クリストファー・ロビンは、お父さんにプーさんの続きをかくようにお願いしました。

 

T君

ある日クリストファー・ロビンは、プーのために慰労会をひらきます。フクロに、みんなに伝えてとたのみます。フクロはみんなに伝えますが、イーヨーだけは自分は呼ばれないと思っていたため、否定します。なおもフクロが「呼ばれている」と言い続けるので、イーヨーは自分の会だとかん違いし、会に出ます。

会は順調に進み、クリストファー・ロビンはプーへプレゼントをわたそうとします。が、イーヨーは、自分へのプレゼントと思い、演説を始めます。しかし、クリストファー・ロビンはプーにプレゼントをわたしたので、すねてしまいます。プレゼントはえんぴつセットで、プーはとても喜びました。

次回からは、続編の『プー横町にたった家』を読みます。

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