「数学ガールの秘密ノート」を読む(2019/12/5)

福西です。冬学期もよろしくお願いいたします。

『数学ガールの秘密ノート 式とグラフ』(結城浩、SBCreative)の第2章「連立方程式のアピール」を読みました。

連立(一次)方程式の内容に入る前に、次のことを確認しました。

・一次方程式の「一次」の意味

・「方程式」の意味

・移行

・両辺にマイナスをかけること

・両辺に定数をかけること

・両辺を定数で割ること

連立一次方程式は、二本の一次方程式の一本からもう一本を引き、未知数を1つ消します。そして順番に未知数を決定します。その作業を、テキストに沿って確認しました。

連立方程式の解き方を通して、テキストは数学をする醍醐味にも触れていました。

現実の世界(鶴と亀が合計5匹、足の本数が合計16本)

問題:「鶴と亀は何匹でしょう?」

問題の定式化

数学の世界1(鶴の数をx、亀の数をyとおく)

数学の世界2(匹数について、方程式に翻訳 x+y=5)

数学の世界3(足数について、方程式に翻訳 2x+4y=16)

数学の世界での処理(計算し、x=2、y=3を得る)

現実の世界に数学の結果を返す(x→鶴、y→亀)

問題解決

答「鶴は2匹(羽)、亀は3匹」

このように現実の世界と数学の世界とを行ったり来たりできるようになることが、学びの楽しみであることが強調されていました。

 

残りの時間に、章末問題を解きました。受講生には「解ける」という実感で、自信をつけてもらえたようでした。