『西洋近代思想の古典を読むA』第1回(2019/09/26) 

谷田です。遅くなってしまいましたが、第一回は、マキアヴェリ『君主論』の第1~5章を読みました。章のタイトルは以下になります。

第1章 君主国にはどんな種類があり、その国々はどのような手段で征服されたか

第2章 世襲の君主国

第3章 混成型の君主国

第4章 アレクサンドロス大王が征服したダレイオス王国は、大王の死後も、後継者への謀反が起きなかった。その理由はどこにあるのか

第5章 都市、あるいは国を治めるにあたって、征服以前に、民衆が自治のもとで暮らしてきたばあい、どうすればよいか

君主国の種類ごとに、どのような統治がふさわしいかが、古代だけでなく、マキアヴェリが生きた同時代を例にとり具体的に論じられます。フィレンツェの書記として積んだ、外交・軍事の経験が生かされているのが実感できます。