0325 春期講習 高校数学

浅野です。

Kさんは春休み中に学校の宿題を活用してこれまでに習った範囲の復習をする予定です。指数・対数、微分あたりは順調に進んでいるとのことです。分数関数が自分でやろうとしてもよくわからなかったので今日はその範囲をしたいとの申し出でした。

何度も繰り返しますが、そこまで自分の状況をはっきりさせられていることが重要です。この時点で半分以上できたようなものです。

分数関数を考えるにはまず反比例を思い出す必要があります。グラフは一般的にxとyの関係を示す表を作って、その座標を滑らかに結べばよいという関数の本質をすでに理解してくれていたので、話はスムーズに進みました。次に二次関数のところでした平行移動を思い出す必要があります。これも復習が行き届いていたために難なくクリアしました。

それではこれらを組み合わせると…と説明を始めたらすぐに理解してくれました。これが前回の記事で書いた「このように復習をきちんとしていると新しい事柄を学ぶのが加速度的に楽になっていきます」という状態です。もっとも前回の時にはこんなに早くそれを実感できるとは予想していませんでしたが。

本質が理解できたらあとはちょっとした応用です。これも二次関数を習ったときにしたことを繰り返すようなものです。今回は非常にスムーズに進み、1回で分数関数の応用まで終えることができました。

これで春期講習は終わりですが、4月の初めには自習時間を設ける予定です。そのときまでに今回のように問題意識をはっきりさせておくとよいです。