ラテン語初級講読C

前川です。

「ルキリウスへの手紙」第26書簡の4から5を読みました。
この部分を読むと、徐々に世から去ることを肯定しているようです。
また最後の日(死の日)に裁判にかけられるというイメージが
ありますが、それに立ち向かえるような強い人間となることが
理想とされているようです。なかなか難しいですね。

今日の一文。
Singuli dies aliquid subtrahunt viribus.
「日々が(我々の)力から幾ばくかを奪っていく」
死への過程を的確に言い表しているように思えます。

今日のおまけ。
レクラム文庫の、エピクロス著作集を紹介しました。
ギリシャ語とドイツ語の対訳で、手軽に(600円くらい)
原文に触れることができます。