ことば1年(2018/6/5)

福西です。

先週、『あずきとぎ』が好評だったので、こわいシリーズの絵本を読みました。

『学校ななふしぎ』(齊藤洋/文、山本孝/絵、偕成社)

夜中の学校に忍び込むと、七つの不思議が待っています。トイレの花子さんの絵が一番インパクトがありました。そのページを開ける時だけ、思わずぎゅっと目をつぶる生徒たち。また、七つ目の話の「100点をとると…」というどんでん返しが印象的でした。

『くらやみこわいよ』(スニケット/文、クラッセン/絵、蜂飼耳/訳、岩崎書店)

くらやみが「こっちだよ」と呼ぶ地下室に降りていく話です。絵がおとなしいので、生徒たちは最後のオチには肩すかしを食らったようで、「なーんだ」と言っていました。

「もう一つ読んで!」ということで、最後に文の短いものを読みました。

『かがみのなか』(恩田陸/文、樋口佳絵/絵、東雅夫/編、岩崎書店)

先週面白かった『あずきとぎ』と同じく、岩崎書店の怪談えほんシリーズ。季節がら、郊外を蝶がよく飛んでいますが、この絵本の白蝶と鏡との取り合わせは、独特の雰囲気でした。

以上を読んだ後、「どれが一番怖かった?」とたずねました。最初と最後がこわかったそうです。

 

のこりの時間は、夏の季語を『こども歳時記』から見つけて、書きとりました。10個というと、「もっと書く!」とはりきってくれました。