ラテン語初級講読C

前川です。

「ルキリウスへの手紙」、25節から最後までで、第24書簡を読み終わりました。生を物憂いものと見なす立場への批判が述べられます。

今日の一文。
Nullius rei finis est, sed in orbem nexa sunt omnia, fugiunt ac secuntur.
「どんなものにも端は無く、全ては丸く結ばれ、それぞれが逃げると同時に追いかけられている」
やや批判的な文脈の中で述べられている部分です(「だから、世の中に新しいものはない」と続く)が、この思想そのものは世界のあちこちに見られるものです。

次回からは第25書簡を読みます。