ことば1年(2018/5/22)

福西です。

この日は絵本を2冊読みました。

『あずきとぎ』(京極 夏彦/作、 町田尚子/絵、東雅夫/編、岩崎書店 )

妖怪の話です。なんにもない田舎の静かな風景にまぎれて、「しょきしょきしょき」と、聞こえないはずの声が聞こえてきます。抑制のきいた短い文章でつづられており、じーっと、絵の中に吸い込まれました。耳を澄ます怖さ。それをうまく突いてくる絵本でした。

 

『やっぱりおおかみ』(佐々木マキ/作・絵、こどものとも)

こちらは先週のリクエスト。「け」しか言わないおおかみは、ひとりぼっち。ナンセンスを肯定する絵本でした。

残りの時間は、「自分がいま好きなこと」を書いてもらいました。「漢字!」という生徒がいて、一覧表を見せると嬉々として書き写してくれました。