山びこ通信」2017年度冬学期号より下記の記事を転載致します。

『しぜん』B2

担当 森山 純

 今学期は秋学期から引き継ぎのメンバーが3人。秋学期の山びこ通信を書いた頃にはまだ打ち解けておらず、思考や意見のくい違いもありましたが、現在はまさに“雨降って地固まる”。学年差も乗り越えて良い雰囲気で活動できています。

 

冬学期が始まって早々、Nくんから「葉脈標本づくりをやりたい」という要望をもらいました。聞くと、自らインターネットで調べて興味をもったそうです。そこで、みんなで標本づくりに使えそうな葉っぱを集め、実践してみることにしました。私も中学校の理科の授業で行った覚えがあり、その際に使ったのは水酸化ナトリウムでした。水酸化ナトリウムは危険な薬品のため山の学校では使えないので、① 市販のパイプクリーナー(水酸化ナトリウム2%含有)に浸す、② 重曹(炭酸水素ナトリウム)水溶液で煮る、の二通りを試しました。結果的には、どちらの方法でも葉脈標本をつくるほどしっかり葉っぱを分解させられず、実験自体は失敗してしまいました。しかし、② の方では熱湯に重曹を入れた際に二酸化炭素が発生する様子や、煮沸中に葉っぱの色が変化していく様子、分解されやすい葉っぱとそうでない葉っぱがあること、そして時間が経つにつれて良い匂いがしてくるなど、様々な発見があり、メンバーたちはとても楽しんでいるようでした。どうしても大人は「葉脈標本をつくる」という最終目的に意識がいきがちで、私は少し落胆していたのですが、終わったあとのメンバーたちの声、「今日楽しかった!」。そう、これが一番大事ですね。やって良かったです。あと残り3回のしぜんクラス、この声をたくさん言ってもらえるように頑張りたいと思います。

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