西洋の児童文学を読む(2017/6/15)

福西です。2章が始まりました。今回の発表当番はHさんです。

2章1 森をぬけて

出来事

・白い盾の黒い騎士の馬(アルダンヴェン)を手に入れる

・木こりの若者に「父母に安心してもらうように」という伝言を頼む

・追手に見つかりそうになる緊張感

・空腹に気付く

・馬と心を通わせる

 

考察

・馬は頭をうしろにそらして、いなないた。p76

・馬が小さくいなないた。p33

どちらもその後で人に見つかるという展開。(H)

2)(騎士の/わたしの)「名誉にかけて」という言葉が2回出てくる。(T)

p73 ティウリ→木こりの若者

p75 木こりの若者→ティウリ

p62(前回)では、「名誉にかけて」は信用してもらえなかった。

3)空耳だったかもしれない。p77

空耳か。きっとそうだろう! p25

「空耳」は希望的観測(そうだったらいいなという思い込み)。(S)

4)前回は馬の持ち主相手に説得に失敗したが、今回は若者相手に説得に成功している。

5)駿馬、速足という言葉がよく出てくる。

 

感想

もし自分がティウリの両親なら、木こりの若者をすんなり信用できるだろうか? 彼はたまたまバックルを拾った(盗んだ)人間で、それを利用して誘拐や詐欺を働いているということはないだろうか? と。(H)

 

共感した箇所

・街道を見ながら、あそこを通れたら……と思った。そうすれば、ずっと早く行けるのに!

(p81)

・疲れがどっと出て、すぐに眠りに落ちた。(p82)

・こうして、ティウリの西への旅が始まった。(p78)

・馬は、わかったよ、という目でティウリを見た。(p79)

・空腹よりものどの渇きのほうが大きいことに気づいた。…(中略)だが、しばらくすると、逆になった。(p79)