『牧歌』を読む

山下です。
金曜日はウェルギリウスを読んでいます。
今日は『牧歌』7歌をはじめから20行読みました。

第6歌とはうってかわり、牧歌らしい、すなおな詩だと思いました。1行目の sub arguta…ilice 心地よい音を奏でる樫の木の下で・・・というフレーズがこの詩のやさしい調べを象徴すると感じました。

このarguta という形容詞はのちほど24行めで詩を奏でる笛(fistula)を修飾します。

#個人的には、12-13行目に描写されるミンキウス川が、『農耕詩』3巻序歌に出てくる関連性に興味をもちました。