ことば3年C(T君の作品)

今回はT君です。

 

※お願い これは、将来生徒たちが、当時の自分が何を思っていたのかを思い出すために書き残したものです。ですので、ここにある作品は、決して他者のそれとは比較しないで下さい。(万が一、返却した原稿が本人の手元からなくなってしまっても大丈夫という「保存」が主な目的です)

 

もくじ

 

Ⅰ最新作(冬学期)

  1. サンマルコ帝国
  2. アイスクリーム工場のひみつ(冒頭)

 

Ⅱ初期作品集(春~秋学期・抜粋)

  1. ひるね(うさぎっこときつねっこの話1)
  2. おにごっこ(うさぎっこときつねっこの話2)
  3. けんか?(うさぎっこときつねっこの話3)
  4. サンマルコ帝国(初期)

 

Ⅲ1年生の頃の作品

  1. わし丸のぼうけん
  2. 「は」つなぎ
  3. 俳句

 

Ⅰ・1 『サンマルコ帝国』 

 

 プロローグ

 

 サンマルコ帝国は、世界で一番しぜんがゆたかな国でした。そこは、ロシアより大きな国でした。その国への行きかたは、ロシアにあるアルケンドルいせきをサンマルコ帝国の人がおすと、サンマルコ帝国につきます。ぎゃくにサンマルコ帝国から外国への行き方は、ハンマドルいせきを、おして行きたい国の名前をいいます。

 サンマルコ帝国には、一億の町があります。今からする話は、サンマルコ帝国に住むある兄弟の話です。兄の名前は、ジャクソンで、弟の名前は、ジェームズです。二人のみょうじは、レックスです。二人は、サンマルコ帝国の首都マルコ市に住んでいます。はじめにする話は、はじめてのつりの話です。

 (注:普遍性のため、原文より一部改変いたしました)

 

 1 はじめてのつり

 

 ジェームズたちは、朝ごはんを食べながらテレビを見ていました。見ていたテレビが終わったのでお父さんがつりの番組にかえました。しばらく見ていると、ジェームズが
「お父さんつり楽しそうだね。」
と言いました。そしたら今度は、お父さんが
「じゃあ、つりに行くか。」
と聞きました。二人は、声をそろえて
「行く!!」
と言いました。お母さんが
「あなたは、つりざおを持っていないでしょ。」
「心配するな。行くと中で買って行く。」
と言いました。まず車でつり道具屋に行きました。ジェームズのつりざおは、青で、ジャクソンのつりざおは、緑でした。その後首都のマルコ市を出てとなりのゲッペル市に行きました。ゲッペル市は、しぜんがゆたかでした。実の事を言うとマルコ市とザンドル市い外は、どいなかでした。ジェームズたちは、小川でつりをはじめました。三十分、一時間と、どんどん時間は、すぎていくなか魚は、いっこうにつれません。二時間くらいたったころジェームズとジャクソンが同時に
「魚がかかった!!」
とさけびました。次のしゅんかんなんとジェームズが魚にひっぱられて小川にしずんでいくではありませんか。ジャクソンが
「つれた!!」
とさけびました。なんとつれたのは、つりざおを持ったジェームズだったのです。二人は、声をそろえて
「えー!!」
とさけびました。ジェームズが言いました。
「服がぬれて気もち悪いから家に帰りたい。」
と言いました。けっきょくその日は、何もつれませんでした。 (二○一二年一月十三日)

 

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Ⅰ・2 『アイスクリーム工場のひみつ』

 

  はじめに

 

 これは、世界一大きな金ぞく工場のお話です。このすばらしいこうじょうのお話を聞けば、自分で工場を持ちたくなるでしょう。

 

  1 アレハンドル家の人々

 

  アレハンドル家はゆう名なざいばつでした。なのでもちろんお金持ちでした。その家には一人の少年がいました。その少年の名前は、チャールズでした。そう、このチャールズがこの話の主人こうです。

 ですがこの少年にとってこの家は地獄でした。なぜかと言うとこの家には、二人のきびしい両親といつも自分をかんししているめしつかいがいるからです。友だちと遊ぼうと思いこっそり家をぬけだそうとすると、いつも門番に見つかって、その門番がいつもチャールズのお父さんにほうこくし、ながいおせっきょうをされるのでした。 

 

  2 大事な発表

 

 現在執筆中にて、乞うご期待!(二○一二年二月)

 

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Ⅱ・1 『ひるね』(うさぎっこときつねっこの話1)

 

 ひるねをしていたきつねっこがひるねをしていました。そしてねごとでおんちな声でうたっていました。で目をさますと回りに人があつまっていました。でなぐられました。でぶっとびました。そこに友だちのうさぎっこがキャッチしてくれました。それできつねっこは、けがせずすみました。でもうさぎっこが手のほねをおりました。それから一週間くらいでなおりました。 (二○一一年十月二十一日)

 

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Ⅱ・2 『おにごっこ』(うさぎっこときつねっこの話2)

 

 きつねっこがおにごっこをしようと言いました。それでうさぎっことじゃんけんしました。でも何回じゃんけんしてもけっちゃくがつきませんでした。なのでうさぎっこがおにになりました。できつねっこのほうがあっとうてきに足がはやかったのです。だからいつまでたってもけっちゃくがつきませんでした。 (二○一一年十月二十一日)

 

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Ⅱ・3 『けんか?』 (うさぎっこときつねっこの話3)

 

 きつねっことうさぎっこは、だあるまさんがころんだをしていました。うさぎっこがおにでした。それでうさぎっこが

「だるまさんがトイレしたと。」

といった時、きつねっこがうごきました。だからうさぎっこが

「動いた!!」

といいました。けどきつねっこは、

「動いてない。」

としゅちょうしました。それでまずうさぎっこがきつねっこにつっかかろうとした。その時に空から

「けんかはするなと。」

すぐるがおちてきました。だから二人は、けんかせずにすみました。 (二○一一年十一月十一日)

 

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Ⅱ・4 『サンマルコ帝国』 (初期)

 

 サンマルコ帝国は、世界で一番しぜんがゆたかな国でした。そこは、ロシアより大きな国でした。その国への行きかたは、ロシアのアルケンドルいせきをサンマルコ帝国の人がアルケンドルいせきをおすとウンコマルコ帝国につきます。ぎゃくにサンマルコ帝国から世界にいくほうほうは、サンマルコ帝国のハンマドルいせきに手をあてて、行きたい国の名前をいうとその国に行けます。 (二○一一年十一月二十五日)

 

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Ⅲ・1 『わし丸のぼうけん』

 

 これは、二月のよるのことだった。おれは、けいさつのふりをして大どろぼうとたたかった。おれの名はおれだけしかしらない。その名は、じぶんでつけたなまえだ。それをいまいう。その名は、わしまるだ。そして生まれて三十ぷんでおとなになった。そしてまずたべものは、ほかのすのわしの子どもだった。

 おれはそれから二十年ご、子どもをうんだ。そして三十年ごのいまはすごくわるいじだいになってしまった。いまは、むかしとちがってたべものがすくなくなってしまった。 (二○一○年三月)

 

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Ⅲ・2 『「は」つなぎ』

 

ライオンはほえる

ほえるはおおかみ

おおかみはこわい

こわいはおばけ

おばけはころせない

ころせないはゆうれい

ゆうれいはきえる

きえるはにんじゃ

にんじゃはすごい

すごいはおとうさん

おとうさんはこわい

こわいはばけもの

ばけものはでかい

でかいはちきゅう

ちきゅうはまるい

まるいはだんご

だんごはたま

たまは白い

白いは白くま

白くまはうるさい

うるさいはカラス

カラスはあたまがいい

あたまがいいはおかあさん

おかあさんは けがながい (二○一○年一月)

 

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Ⅲ・3 『俳句』

 

はるがきて さくらがいっぱい さいている

さくらが がんばって ちっているね

うみにはね さかながいっぱい いるんだよ

かえるがね ぐんぐんのぼる みずのみち

くりの木は くりのみいっぱい なるんだね

クリスマス はやくこいこい まちどおしい。

ぼくのカメ だっそうやさんだ こまるんだ。

しぶかわが 水にうかんで ダンスする。

ことしはね クリスマスだけは ホワイトだ

チューリップ 赤白黄色 きれいだな

洪水は こわいよこわいよ 大丈夫

雨の音 パシャパシャパシャ うるさいな

かたつむり いっぱいいるよ 雨の後

八月は 昼が長いよ 夜短い