ことば3年C(Hちゃんの作品)

今回はHちゃんです。

 

※お願い これは、将来生徒たちが、当時の自分が何を思っていたのかを思い出すために書き残したものです。ですので、ここにある作品は、決して他者のそれとは比較しないで下さい。(万が一、返却した原稿が本人の手元からなくなってしまっても大丈夫という「保存」が主な目的です)

もくじ

Ⅰ最新作(冬学期)

  1. わたしのゆびわ
  2. クリスマスのあさ
  3. たのしいお正月でした
  4. たのしかったぼくのニッキ
  5. こわいはなし①
  6. どんなクイズ? なぞなぞ? 

 

Ⅱ初期作品集(春~秋学期・抜粋)

  1. クリスマスのあさ
  2. かわいいスタイル
  3. かわいいくまちゃん、おしゃれなくまちゃん 
  4. おかあさん、どうしよう
  5. わたしのほうせき

 

Ⅲ1年生の頃の作品

  1. 「は」つなぎ
  2. 俳句

 

Ⅰ・1 『わたしのゆびわ』

 

 むらには三年生の子どもがいました。その女の子はゆびわを拾いました。

 そのゆびわはかわったゆびわです。

 そのときです。ゆびわがひかりました。そのゆびわの宝石からわたしのかおがでてきました。そのふんいき、きみわるいな、と思い、そのゆびわをあったばしょにもどしました。

 そのよる、ふとんに入るとそのことしか思いうかばずねむれませんでした。あさです。

 ゆびわのあった所へ行きました。ゆびわがありません。女の子は、「なんでないの。」と言いました。家に帰ると考えてばかりでおかあさんにもしゃべってくれませんでした。それはさいごまで分かりませんでした。 (二○一一年十二月)

 

 * * *

 

Ⅰ・2 『クリスマスのあさ』

 

 クリスマスイブのよるです。プレゼントがくるのがたのしみです。男の子はふとんに入りすぐねます。男の子はとっても「るんるん」でした。

 あさになりました。プレゼントがどこをさがしても見あたらない。なんでだろう。

 男の子はかなしそうにかいだんをおりてきました。お母さんはプレゼント何だったと聞いて男の子はないんだと言いました。そのかぞくはかなしく、くらしました。  (二○一一年十二月)

 

 * * *

 

Ⅰ・3 『楽しいお正月でした』

 

 ある所におじいさんとおばあさんがすんでいました。おじいさんとおばあさんはとてもびんぼうでした。

 そして三十一日、電話がプルルルプルルルとかかってきました。おじいさんはでんわにでました。かかってきた人はりりかちゃんからでした。りりかちゃんは言いました。

「もしもしりりかです。あしたのお正月、りりかの家にごはんを食べに来ませんか。よかったらきてください。」

 おじいさんは、

「いいですか。りりか、ありがとう。ではまたあした、ばいばい。」

「ばいばい。」

 おじいちゃんはおばあちゃんに言うとよろこびました。

 そしてお正月。りりかちゃんの家に行きました。そのときです。ドアをあけるとちゅうにでんきがパチン、とつきました。

 そしておじいさんとおばあさんは新しい年をたのしく、そしておもしろくくらしました。(二○一二年一月)

 

 * * *

 

Ⅰ・4 『たのしかったぼくのニッキ』

 

 あるところに男の子がすんでいました。男の子は冬休みのニッキをかきました。

 一まい目はこんなこと、よるごはんにやさいのいため物でした。肉がかたかったです。

 二まい目は、こんな事。きょうぼくはおさんぽに行きました。ぼくはころびました。いたかったです。お母さんにわらわれました。(けどおさんぽはたのしかったです!!)

 三まい目のニッキはこんな事、べんきょうをしているとノートがなくなった。かなしかったです。

 ぼくはニッキをもってかわをみていた。その時は風がつよかった。そのときです。風がふいてノートがかわへおちた。ノートがかわへおちてかなしそうでした。 (二○一二年一月)

 

 * * *

 

Ⅰ・5 『こわいはなし①』

 

 子どもたち三人で学校にいきました。きらわれ者の男がいました。その男はあんまりやさしくはありません。五時、ゆうがたにそのきらわれものの男の子が立って上をずっとむいていました。それを見ていた子どもたちはかくれていました。ずっとみていると……

 きゅうに男が空にあがってきえました!! ビックリ。見ていた三人は男にのろわれながら、のろいがとれないままでした。 (二○一二年二月)

 

 * * *

 

Ⅰ・6 『どんなクイズ? なぞなぞ?』

 

 それでは、よういスタート。わたしのすきなたべものは? いちご…せいかい。

 二もん目。……とると大きくなるどうぶつは? 犬…せいかい。

 かしこいね。ぜんぶ五秒でこたえられたよ。みんなもそんな人になりたいですね。 (二○一二年二月)

 

 * * *

 

Ⅱ・1 『クリスマスのあさ』

 

 きょうはクリスマスの朝です。あさ、みみはおきるとプレゼントを見つけました。みみは、

「やったプレゼントだ」と言いました。

 そのプレゼントはふでばことリュックでした。ママとパパとあやとはーちゃんに見せました。みんな「すごい」と言いました。

 サンタさん「ありがとう」、「とってもありがとう」とみみがいいました。

 あやはふくセットです。

 はーちゃんはなんでしょう。

 それは、シールセットです。よろこんでいました。ママとパパも「よかったね」といいました。 (二○一一年十月十三日)

 

 * * *

 

Ⅱ・2 『かわいいスタイル』

 

 りなです。りなはとってもかわいいスタイルが大すきです。どんなスタイルかな??

 りなのすきなスタイルはギャルけいやロックけいが大すきです。スタイルばっちりでおしゃれだから、クラスで人気者です。りなの友だちのちりちゃんはおしゃれをりなちゃんへおしえてもらうことになりました。

「まずすきなブランドのふくの店に行きます。」

「次に店でどれとどれがあうかなっとかんがえます。」

かばんやかみがたはそのふくのスタイルとあわせるだけよ!! あしたからそうしてね。

「ありがとう。」

とちりちゃんはいいました。りなちゃんも

「どういたしまして。」

といいました。 (二○一一年十月二十一日)

 

 * * *

 

Ⅱ・3 『かわいいくまちゃん、おしゃれなくまちゃん 』 

 

 きょうはくまのあつまり会。みんな楽しみにしていますね。

 くま学校の一年生、はるくまちゃんは学校に行きました。はるくまちゃんは一人友だちができました。はるくまちゃんは山へもどった。あのかわいいくまちゃんかわいいなと男子は思いました。その男子はりゅうり。

 おしゃれなくまさんかわいいなとちりんは思いました。その女子たちかわいいねと思いました。

 そのおしゃれくまちゃんとかわいいくまちゃんはモテモテで人気者で、しょう来にアイドル、モデルになりました。

 そのくまちゃんたちは楽しくくらして行きました。 (二○一一年十一月十一日)

 

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Ⅱ・4 『おかあさん、どうしよう』 

 

 あるところに二人の子どもがいました。一人目はみみ、二人目ははるの、おかしが二人とも大すきです。

 三時になりました。みみとはるのは「おかしちょうだい」と言いました。おかあさんはきょう、かいものに行ってなかったのでおかしがないと思ってどうしよう、どうしようと思ってこまりました。しばらくかんがえていました。子どもたち二人にちょっとまってて、と言ったけど「おかしちょうだいおかしちょうだい。」と言ってとってもおかあさんはこまりました。

 おかあさんはいそいでかいに行きました。いっぱいかってきて、家に帰って子どもたち二人に「ごめんね。」とおかあさんは言って子どものみみとはるのはちょっとおこって言いました。

「なんでしょうじきに言わなかったの。」と子どもたち二人は言いました。おかあさんはかなしくなりました。おかあさんはどうしようと思いました。

 ところで子どものみみとはるのはなかなおりをしたのでしょうか。なかなおりしたといいですね。おかしが大すきでふとるかもしれませんね。 (二○一一年十一月二十五日)

 

 * * *

 

Ⅱ・5 『わたしのほうせき』 

 

 あるおしろの中には女王様が住んでいました。そこには女王様のたいせつなほうせきがありました。

 そのたいせつな、ほうせきがありません。

「ここにおいたはずなのに。」

けらいたちはおしろの外へでていました。よるおそくまでかえってきません。

 あさになりました。けらいたちに、

「ほうせきってどこにあるかわかる?」

「しらない。ぼくもしらない。」

女王さまの子どもの女の子は、まだあさはやいしおきていません。女の子をおこしに行きました。女の子はおきて、女王さまがいいました。

「ね、ほうせきしらない?」

「しらない、あ、けど、ちょっとまってて、ごめんまちがえてつかっちゃった。はいかえすね。」

「ありがとう。これからたいせつなほうせきをつかわないようにね~。」 (二○一一年十二月九日)

 

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Ⅲ・1 『「は」つなぎ』

 

ライオンはほえる

ほえるはおおかみ

おおかみはこわい

こわいはおばけ

おばけはころせない

ころせないはゆうれい

ゆうれいはきえる

きえるはにんじゃ

にんじゃはすごい

すごいはおとうさん

おとうさんはこわい

こわいはようかい

ようかいはつよい

つよいはおにいさん

おにいさんは5年せい

5年せいはもうすぐ6ねんせい

6ねんせいはそつぎょう

そつぎょうはうれしい

うれしいはクリスマス

クリスマスはサンタさん

サンタさんはやさしい

やさしいはおかあさん

おかあさんはなんでもしてくれる

なんでもしてくれるは人げん

人げんはみんな

みんなは に本のみんな。 (二○一○年一月)

 

Ⅲ・2 『俳句』

 

がっこ(う)ね いっぱいともだち つくって たのしいな

がっこうね いっぱいともだちできて たのしいな

さくらわ(は)ね いっぱいさいてるね

ぶたがぶうぶう おならお(を) しているね

かたつむり どんと(ど)んのぼれ ふじのやま

かみきりむし きのうえに いっぱいいるね

そらのうえ はっぱがいっぱい とんでるよ

せんぷうき すずしい きもちいい

ことしはね せみのおとが しているね

かみきりむし きのうえに いっぱいいるね

しおひがり いっぱいとれた あさりがね

しおひがり きれなかたちの かいがらね

うみずりで いっぱいとれたよ あじとかが

つりざおで いっぱいとれたよ さかながね

しおひがり いっぱいいたよ かにさんが

しおひがり いっぱいいたよ さかながね

ことしはね せみのおとが しているね

なつやすみ ことしわ(は)すくない なつやすみ

なつやすみ たのしいりょこう たのしいよ

きんめだる ぴかぴかぴかぴかひかる きんめだる
おつきさま きらきらひかる まんげつだ
せんぷうき すずしい きもちいいな
なつやすみ たのしいりょこう たのしいよ
ことしはね せみのおとが しているね
なつやすみ ことしは すくない なつやすみ
はなびはね おはなのように ひかってる
ぷうるはね およげるように なりました
はなびわ(は)ね おはなのように ひかってる
おつきさま きらきらひかる まんげつだ
がっこうは いっぱいしゅくだい たのしいな