ことば3年C(Sちゃんの作品)

今回はSちゃんです。

 

※お願い これは、将来生徒たちが、当時の自分が何を思っていたのかを思い出すために書き残したものです。ですので、ここにある作品は、決して他者のそれとは比較しないで下さい。(万が一、返却した原稿が本人の手元からなくなってしまっても大丈夫という「保存」が主な目的です)

 

 

 

 

もくじ

Ⅰ最新作(冬学期)

  1. わらうピエロ人形
  2. かいぞくとのぼうけん
  3. 探偵たんじょう?? しんだい特急どく死事件

 

Ⅱ初期作品集(春~秋学期・抜粋)

  1. 深夜のあわせかがみ
  2. アユつかみの巻(夏の思い出旅行記)
  3. 西村図書のひみつ(2年生の頃)

 

Ⅲ1年生の頃の作品

  1. 「は」つなぎ
  2. 俳句

Ⅰ・1 『わらうピエロ人形』

 

ある家に男の子がいました。その家には、男の子の兄と、お母さん、お父さんがすんでいました。その、男の子のお父さんは、こっとう品が好きで、いつも日曜日には、(こっとう朝市)に行くのだそうだ。そして、ある日曜日の朝に行くと、その日は、気に入ったこっとう品がなかったらしく、帰ろうと門まででてくると、黒いマントを着て、黒いぼうしをかぶった男が大きい紙にすわり、ダンボールの上にこっとう品をおいて売っていたので、その、こっとう品をぜんぶ手にとってみていたがぜんぶ気にいらなかったらしく、サビていたのでかえろうとすると、

「おやじさん、おやじさん」

と、その黒い男が声をかけてきた。

「おやじさん、これは、どうです?」

と、ちゃいろのさびた紙につつんで手わたした。それは、はこの中からピエロが出てくるびっくりばこだった。開けてみると、急にピエロが出てきた。これは、

「ただで売りますよ。」

といったので、安さにひかれて買ってしまいました。そして、家にかえって、テレビの上においた。

 

そして次の日、お父さんが夜おそくかえってくるとそのピエロのはこがあいて、ピエロがとびだしてきた! ケタケタケタと笑って何かを言いはじめた。それは、こういうことだった。

 

 「おやじめ、おやじめ、おまえがおまえが次次車に車にのると、のると、こうさてんでこうさてんでじこにあうじこにあう。」

 

とそれを何回も何回もくりかえし言ってきた。それは、もうきのせいだと思い、次の日車にのって会社にいこうとすると交さ点で事こにあったのだ。そして、びょう院へきゅうきゅうはんそうされたのだ。

 

次にお母さんが、お父さんのみまいからかえってくると、そのまた、びっくりばこがあき、またピエロが出てきてケタケタわらいだしたのだ。また何かを言いはじめた! その言ったことばとは、

 

 「にょうぼうにょうぼう、おまえがおまえが次次おまえがおまえがほうちょうをほうちょうを使うと使うと手をすべらせて手をすべらせて手を切る手を切る。」

 

といったのだ!! それは、ちょっとぶきみでしたが、しらんふりをしてその日の夜ごはんをつくっていると、手がすべり、手が切れたのだ。だからお母さんもびょう院に入院してしまいました。だから、家には兄弟しかいなくなったのです。

 

そして、次の日は兄のテストでした。でも、兄はならいごとからけってくると、また、びっくりばこのフタがあき、ピエロがまたケタケタわらいだした。そして次は兄のことをいいはじめた。

 

 「兄、兄、明日の明日のテストテスト何もかけないかけない。」

 

と言ってきたのだ! それも兄はしらんふりをして次の日、兄はテストをうけた。すると、どうだろう? 先生の「はじめ」のあいずが、かかるまではおぼえていたのに、「はじめ」がかかると頭が急にまっ白になり、ぜんぜん思いだせなくなったのだ!

 

そして、ゴーストバスターにそうだんしたのだ。すると、すぐゴーストバスターには、めいあんがうかんだ。それは、サングラスをかけ、アイポットで音楽をガンガンにかけて妖じゅつにかからないように、妖じゅつがはじまると目をふさいでアイポットの電源をONにする。するとピエロもわからないだろうと考えたのだった。

するとそのめいあんがせいこうしたのだった。それで事件はかいけつということでそのピエロの出てくるはこをすてると一生もどってこなかったとのことだ。

 今回の事件のかいけつ方法

目をあけて、耳できいているとその妖じゅつを自分からやってしまうということ。

(二○一一年十二月九日)

 

* * *

 

Ⅰ・2  『かいぞくとのぼうけん』 

 

ある日、男の子と女の子の兄弟がいました。その、男の子は、エリックといいました。そして、妹はアニーといいました。その、兄弟は海にかんけいしているものぜんぶが好きで泳ぎもうまかったので海でダイビングをよくしていました。

なので、ある日曜日また、海に兄弟だけで行きました。すると、何回も海に行ったことがある兄弟でも一度もみたことのなかった、海ぞくがあらわれたのです!! でも、海ぞくはまだ兄弟のことを気づいていません。なので、かくれてこっそりと海ぞくせんに乗りこみました。そして、エリックが目にみたものは、海ぞくでは有名なかっこいいはただったのです。でも、エリックもアニーもぜんぜんこわくありません。なので二人の兄弟はかくれながら、ひ宝をさがし始めます。さて、ひ宝はみつかるのか?

 

エリックとアニーの住んでいる町の海には、かいぞくがでるといううわさがあった。あと、ひ宝は地下室にあるといううわさもあった。なので、エリックとアニーは地下室へむかおうとしたその時!! 海ぞくせんの地図がゆかにおちていた。それをひろってとりあえずかくれた。それを見るとこんなことがかいてあった。

地下室へのかいだんをおりると、地下室にひ宝がある。

「なんだって! 地下室のかいだんをおりるとひ宝があるだって!」

と、エリックはいいました。二人はさっそくさがしにいきました。ずっと長いかいだんをおりていくと、そこには、大きなひ宝の山があったのです!! そして、次には山もりのごうかな食材!! もう、ごうかすぎて何をしたらいいのか二人は分かりません!!でも、ひ宝をとることはわすれては、いませんでした。なので、まず、ひ宝をとろうとカゴの中につめはじめました。そして、つめおわったので、かえろうとしたその時!! 海賊たちのせんちょうたちにみつかってしまいました。

「きみたち何をしてるんだ!」

といわれ、二人はびくっとしましたが、

「あなたたちのひ宝をとりにきたのよ。」

といいました。すると、かいぞくはおこりましたが、

「じゃんけんしょうぶだ。」

といってじゃんけんをしました。するとエリックとアニーは見事かちました。すると、かいぞくたちは、ひ宝をはんぶんと食材をはんぶんずつ分けてくれました。そして、かいぞくたちと二人の兄弟はなかよしになりました。 (二○一二年二月)

 

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Ⅰ・3  『探偵たんじょう?? しんだい特急どく死事件』

 

(現在執筆中にて、乞うご期待!)

 

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Ⅱ・1  『深夜のあわせかがみ』

 

深夜一時にびょういんの一かいから二かいまでにあがるかいだんのまん中に大きなかがみがありました。するとある日、深夜一時にかんごふさんが消えました。そして、ゴーストバスター(おばけ探偵団)が、ききこみをしていると、その、かんごふさんは、れいかんが強い人だとわかりました。

そして、次の日、ゴーストバスターは、どうぶつのねこをつれて深夜一時に事件の場所に向かった。そしたら、急に大きなかがみのはんたいがわに金色のかがみがあらわれて、ゴーストバスターたちはその中に急にすいこまれてしまいました。すると、たおれかけながらもどってきました。

そして、何日かたってかがみをとりはずすと急にそこから、消えたかんごふさんが何もすいこまれた時からおぼえていなくて、「何…?」という顔で、ゴーストバスターを見た。なぜかと言うと、かがみの中のせかいでは時間(時)がとまっているから、ガリガリにもやせてなく、たおれかかって出てきました。そしてその後元気にかんごふさんのやくめをして元気にはたらいたのでした。

 今回の事件をとくカギ

そのびょういんがたてかわるまでもびょういんだったらしく、そこのかがみのところは金色のかがみがあったらしい。あと、かがみの前に深夜一時にれいかんがつよい人やどう物が立つと、すいこまれるウワサがあったらしい!!

(二○一一年十月十三日)

 

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Ⅱ・2 アユつかみの巻(『夏の思い出旅行記』より)

(注:本人の名前だけ「わたし」で伏せさせていただいています)

 

大津の南ごう水さんセンターに行きました。わたしは、はじめてアユつかみをしました。わたしははじめ、こけても、おいかけていたけど、だんだんコツがわかってきました。そのコツとは…。

おいかけてばかりいるよりも、川のはしにじっと立ってまっていると、足と足の間に魚がはいってくるのでそのすきをつかんでゲット!! ぜんぶで十ぴきつかんでいたけど、食べられないので四匹にがしてやりました。

そして、つかんだアユをもっていくと、焼いてくれる人が炭焼きにしてくれました。

炭焼きのアユは、とてもおいしくてほねだけになるまできれいに食べたのでお母さんはびっくりしていました。

お母さんはアユが大好物なので、何回も何回も「おいしいな~」「おいしいな~」と言っていました。

アユつかみはむずかしかったけど、おいしかったのでパパにまた「つれていって」とたのみました。 (二○一一年・夏)

 

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Ⅱ・3 『西村図書のひみつ』(2年生の頃の作品)

 

こちらをご覧下さい(>『西村図書のひみつ』

 

補記

Sちゃんは、この2年生の時の作品を雛形にして、3年生の夏休みに、『夏の思い出旅行記』という32ページにもおよぶ旅行記の大作を書いてくれました。1ページ1ページ、力あふれる絵と文章の結晶です。ただしここでは、内容に個人的なもの(家族の思い出)が含まれるので、残念ながら割愛いたしました。そのかわり、「番外編」である『アユつかみの巻』を掲載させていただきました。

 

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Ⅲ・1 『「は」つなぎ』

 

ライオンはほえる

ほえるはおおかみ

おおかみはこわい

こわいはおばけ

おばけはころせない

ころせないはゆうれい

ゆうれいはきえる

きえるはにんじゃ

にんじゃはすごい

すごいはおとうさん

おとうさんはこわい

こわいはやまんば

やまんばはこわい

こわいはみいら

みいらはほうたい

ほうたいはけが

けがはいたい

いたいはち

ちはあかい

あかいはトマト

トマトはあまい

あまいはさとう

さとうはしろい

しろいはごはん

ごはんはおいしい

おいしいはおやつ

おやつは大すき

大すきはともだち

ともだちはいっぱい

いっぱいはくに

くにはひろい

ひろいは町

町はたのしい (二○一○年一月)

 

 

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Ⅲ・2 『俳句』

そらたかく  おおだこまつり あがったよ

あまつぶが あさがおかかる みずやりだ
まっくらに きれいにあがる はなびだね
ひるまでも つちのなかから めす2ひき
たかはまで なみのりしたよ たのしいな
いとこには いっぱいもらった かぶとだよ
ポケモンは 100ぴきぐらい いるんだよ
なつやすみ しゅくだいおおい たいへんだ
にっしょくは ゆうがたみたい くらくなる
はたけはね おいしいやさい できるんだ
ちかぬまは とんねるみたい たのしいな
ほてるきて あさのさんぽだ たのしいね
ほてるきて いつもさんぽだ たのしいね
おんせんは おゆがおおいよ たのしいな
うみにきて ながれがきつい おもしろい
きゅかむら いつきてみても たのしいよ
あめふりは ちょっといやなひ どうしよう
かけっこは いっとうしょうは とるきだよ
うんどうかい りれえもするよ がんばるき
ちちしぼり いっかいめから でてきたよ
ひるぜんは くうきがきれい ちょっとさむい

 

はいくじゃないよ

りょこうでせきとりがいた

ごはんはやまもりとっていた

かあちゃんまけたようなせきとりだった

 

ビックリマーククンはあきにしかあらわれないキャラクターです。

だからこれでもうあえなくなるのです。

だからつぎにあえるのは2010年のあきなのです。

手はおちばでできているのです。

 

ジャージー牛 くちぶえふいたら よってきた
うまのれて たのしかったよ またのりたい
さあやはね ぼくじょうたのしい はたらきたい

さくらぶえ ぷぷっとなったら うれしいな
テレビはね アニメもみれる おもしろい
さんかんび いっぱいおやが みにきてた
えんそくは たのしいラリー いってきた
えんそくは きぼうがおかに いってきた
どんぐりは くらべてみたら いろがこい
やまみちは ちょっとしんどい でもたのしい
みどりから あかにかわるよ きせつちがい
おやまはね いろがちがうよ きれいだね
あきの山 いろがいろいろ かわるんだ
十月は くりがいっぱい おちてくる
なわとびの れんしゅうたいへん がんばろう
なわとびは たのしいうんどう できたかな
ほそい木だ あかやきいろの はっぱだね

本しょうかい しょうかいしたら はやったよ
としょかんは おもしろい本 いっぱいだ
サンタさん クリスマスには やってきた
クリスマス 青空たかく サンタさん
トナカイは リンリンシャララン やってきた
クリスマス そろそろくるよ たのしいな
めいたんてい ミルキーすぎやま おもしろい
どくしょはね めいたんていの 本がすき
えんぴつは 字がかけるから おもしろい
はつゆきは ふってほしいね あそびたい
おこめはね ごはんができる おいしいね
はっぴょうかい みんなみにきて うれしいな
はっぴょうかい おわってやっと ほっとした
おにのいろ 赤青きいろ みてたんだ
せつぶんで 吉田じんじゃに いってきた
パパとはね キャッチボールを したんだよ
ふゆ休み いっぱいあそんで うれしいな
グランドで たこあげしたよ たのしいよ
お正月 どこもにぎわい たのしいな
せつぶんで きいろのおにが こわかった