『高校英語』(3年) 『英語文法』『中学英語』(2〜3年) 『高校英語』(1年) 『中学英語』(クラス便り2015年6月)

「山びこ通信(2015年度春学期号)」より、下記の記事を転載致します。

『高校英語』(3年) 『英語文法』『中学英語』(2〜3年) 『高校英語』(1年) 『中学英語』

担当 浅野 直樹

どのクラスにも共通して、それなりの時間をかければ文法はわかるようになってもらえるので、たくさんの英語に触れて語彙を増やすということは各自でやっていただきたいということです。

中学3年生では受動態、現在完了、分詞、関係代名詞といった難しい文法を習いますが、それまでに習ったことをおよそ理解していれば、練習と説明を繰り返すことで理解してもらえます。例えば、「向こうに立っているその少年は私の弟です」という文であれば、「その少年は私の弟です」が骨格となる文なので先にThe boy is my brother.と文を作ってから、どのような少年かということをThe boyの直後に付け加えて、The boy (who is) standing over there is my brother.とするとうまくいく、といった説明をしています。

実は中学英語で文法項目はほぼ出揃っているので、高校英語では特殊な表現を覚えることが増えます。それらは典型的な例文で覚えるのがよいです。Young as he is, he is never ruled by his emotion.(彼は若いのであるが、決して自分の感情に支配されない。)という例文で形容詞や副詞が文頭に来るという倒置で用いられるasはthoughの意味になるという特殊な用法を覚えるといった具合です。

ここまで文法ができれば大学入試の文法問題でも英検の準2級あたりでも簡単に解けます。あとは語彙ですね。こればかりは説明をして理解してもらうというわけにはいきません。単語集を使っても文章をたくさん読んでも他のどのような方法でもよいので、自分で語彙を増やしてもらうしかありません。必要や興味に応じてどこまででも進んでもらえたらと思います。