「山びこ通信(2014年度冬学期号)」より、下記の記事を転載致します。

『かず』(3〜4年) 『中学数学』B 『高校数学』

担当 浅野直樹

目的意識をはっきり持って取り組むということを重視してきました。

 かず3〜4年クラスでは前半の『ウォーリーをさがせ』と迷路には集中して取り組んでなるべく早くクリアし、後半にいろいろなボードゲームやパズルをするというスタイルが確立されています。『ウォーリーをさがせ』では漠然と眺めているだけでは見つからないものが、目的意識を強く持って探すと見つかることが多いです。迷路もゴールという目的をはっきり意識すれば自ずと解法が見えてきます。ボードゲームでも目的と現状を考慮すれば有効な戦略は限られてきます。やみくもにプレイするのではなく、こうした合理的な戦略同士がぶつかるときに最高の面白さを味わうことができます。モノポリ―では、どの物件で勝負するかということに加えて、物件を抵当に入れて利息を払ってでも勝負に出るかどうかという大きな戦略や、制限時間を見越して最後の資産評価で得をするように人気のない物件を定価より安く買うといった細かい戦略を駆使した見応えのある勝負が展開されましたし、カルカソンヌでは1ターンで人形を回収して少しの得点がある「ショボかせ」(このクラスで自然発生的に使われるようになった「ショボイ稼ぎ」の略語)を行うか、ベタに大きな街を取りに行くか、それともこっそり草原で最後の逆転に賭けるかが見どころになりました。

 中学数学Bクラスは事実上中3生のクラスなので、高校入試に当面の目標を合わせることになりました。そうすると最高の資料は過去問や模試ということになります。そして漠然と過去問や模試を解くのではなく、はっきりと戦略を立てて取り組んできました。何度でも繰り返し申しますが、京都府立高校の数学では大問1の計算問題が最重要なので、その中であまりできない分野があるとしたらできるようになるまで練習することです。大問1がおよそできるようになれば、あとは関数、図形、確率、規則性の問題で好きなもの(解けそうなもの)から一つずつやるのみです。

 高校数学では2次関数を学校で習ったときにはできなかったのが、冬期講習、何でも勉強相談会、そして通常の高校数学クラスで一歩ずつ進んで、それなりに理解したということころまで到達しました。そもそも2次関数があまりできないという自覚があったということが立派ですし、その2次関数のうちでもグラフはかけるが平行移動がよくわからないからわかるようになりたいというように目的意識をはっきりさせて取り組めたのがよかったと思います。

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