0526将棋道場 

百木です。

今回の将棋道場には新しい子供たちがたくさん来てくれて、久しぶりに満員御礼状態でした。1年生や2年生の子たちが中心で、大変賑やかでした。

まだ駒の動かし方を知らない子たちもいましたが、ひととおりルールを教えると、見よう見まねで初心者どうし対戦してくれていました。みんなそれなりの格好になっていたように思います。

 

動物将棋は指したことがあるけれども、将棋は初めてという子もいました。動物将棋は、3×4の盤面と4種類の駒を使った将棋の簡略版ゲームです。僕も一度か二度だけやったことがあるのですが、最近では子供への普及用として親しまれているようです。動物将棋は指したことがあるという姉妹は、さすがにルールの飲み込みが早く、はじめからなかなか良い感じの勝負になっていました。

 

また幼稚園の年長組でお父さんと一緒に参加してくれた子もいました。横でお父さんからアドバイスをもらいながら、こちらもルールを覚えたての男の子と一緒に指していました。最初のうちは、すべての駒の動かし方を覚えられず、また細かいルールなども十分に理解できていないときもあるかもしれませんが(打ち歩詰めや千日手のルールなど、ひとまずどんどんいろんな人と勝負をしてみるのが一番だと思います。二歩や駒の成りなどのルールも、実際に将棋を指していくなかで覚えていくのが良いです。指し始めのころはなかなか勝てないことが多いでしょうが、そこで腐らずに、10局、20局と指していれば、自然と何局かは勝てるようになってくるものです。

 

ここ数回参加し続けてくれているTちゃんが、今回初勝利をあげていたのは、こちらも見ていて嬉しかったです。おそらく8回くらい負けたあとでの初勝利だったのですが、そこまでめげずに明るく指し続けてくれたTちゃんが偉かったと思います。ここ数回は明らかに将棋の内容も良くなっていたので、そろそろ勝ってほしいなぁと思っていたところでした。いちど勝つ感覚をつかめれば、そこからぐっと急上昇する初心者も多いです。おそらく自分の将棋に自信がついてくるのでしょう。

 

この一年、将棋道場に通い続けてくれているKくんも7級から6級にあがって大喜びしていました。内容的にはまだまだ不安定なところもありますが、やはり一年前よりは確実に強くなっていますし、先を読むという意識も少しずつ芽生えてきているようです。ここからまたひとつ壁に突き当たることでしょうが、それを乗り越えられるようにがんばってほしいものです。

 

新年度はいつも新しい子供たちが来てくれて、人の入れ替わりがあり、将棋道場も賑やかになります。そのぶん、しばらくなかなか落ち着きがなくなってしまうところもあるのですが、少しずつ将棋の真剣勝負に慣れてもらい、勝負の最初と最後の挨拶など、しっかりできるようになってもらいたいなと考えています。

 

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