つくるA(0120)

福西です。この日は、1年生のY君とひねもすでマジックハンドを作りました。

写真にこそ撮っていませんが、一時間半かけて、とてもいいものができたと思います。

モス巻きと柄の部分は私が作りましたが、後の工程については私はフォローに徹し、すべてY君にしてもらいました。二段、三段、四段・・・と、一段ずつ増えていくのが壮観で、それがY君にはモティベーションになったようです。その都度、マジックハンドの開閉する調子を確かめては、「よーし」とまたパーツ作りと組立てにいそしんでいました。また、これはY君のいいところですが、一つの作業がうまくできるようになると、そのことに気をよくして、新しい作業をどんどんと覚えてくれていました。一時間半がちょうどいい時間だなと感じました。

ちなみに、モスパンチの作業は、おおモス1本につき穴を3つずつ、それぞれ微妙に違う注意に従って開けるのですが、Y君は最初の一回目でそれをマスターしていました。あとはそれの繰り返しになるのですが、途中組立てを挟みながら、30本ほど用意していたおおモスを使い切りました。Y君は全部で100回近くも穴を開けたことになります。

また組立てでは、ちいモスの先をおおモスの穴に通すのに、なかなか加減がります。それが何年生であっても、最初は難しいと思わるのですが、何度もトライするうちに分かるようになってくる、「ひねもす(紙)との会話」でもあります。Y君もこの日はめいいっぱいそれをして、「ねじりながらゆっくり通すのがよい時」と「まっすぐ力をかけて一度に押し込むのが良い時」と、その使い分けの妙技を、指の感覚で覚えてくれていました。

最終的に6段のマジックハンドができました。それについては、柄の部分を3重にし、また部材の不均質(特に穴の間隔のずれ)がないことにも気を付けながら補強を図りました。

「100回(開閉を)やってみたけど、まだ壊れてないよ!」と、Y君の声が嬉しそうに響いた一日でした。