「ラテン語初級文法」──山びこ通信より(2008.6)

『ラテン語入門(初級文法)』 (担当:前川 裕)

今学期のラテン語初級文法は、大学院生1名が履修されています。1回に5課という早めのペースで取り組むことで、スピーディーに文法学習を進めています。

この「スピード」というものは語学には大変大切です。一課ずつ完璧に押さえていくことは、望ましいことではありますが、やはりだんだん苦しくなるものです。多少(多数?)のことが分からなくてもそれはそのままにして、どんどん先へ進めていくことにより、文法体系の全体を把握することがまず必要だと考えています。それからもう一度分からなかった所に戻ってみると、案外容易に理解できたりするものです。何回も文法書を通読することにより、少しずつ知識全体を深めていくことができる、そのためにも、まずは文法書全体を読んでおくことが重要です。

あなたもラテン語を学んでみませんか。3~4ヶ月、12回でスピーディーに全体を把握できます。これにより、古典の原文に取り組むための基礎力は十分につきます。「山の学校」では、皆さんの挑戦をお待ちしています。

(前川 裕)