『ラテン語初級講読C 』(担当:前川裕)

引き続きセネカ『ルキリウスへの手紙』を、2名の受講者とともに読んでいます。

第26書簡では意外なことに?、人生への愛がやや肯定的に述べられます。もちろん、それは最小にされるべきである、とはいうのですが。人生を否定して厭世的になるのではなく、また人生に重きを置きすぎるでもなく生きることが必要だ、という考えがあるように思われます。

また第28書簡では、気晴らしのための旅は有効ではなく、旅をする前に心の重荷を取り除け、と語ります。悩みを抱えたまま旅をしても何も変わらない、とは、まさに現代でも通用する考え方でしょう。

「山の学校」ブログでも、印象に残った一文を紹介していますので、どうぞごらんください。

毎回Loebの本文で17行程度を読んでいますが、読み上げるのが早くなったこともあり、残り時間は小ネタを提供しています。ネット上にある『ルキリウスへの手紙』の朗読を聴いたり、古代ローマに関する本を紹介したりしています。このネタ探しの中で、シャーロック・ホームズのラテン語翻訳(!)があることを知りました。

初級文法を一通り学んだ方であればご参加いただけます。一緒にラテン語の世界を歩いてみませんか。

(前川 裕)

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