「その6」からの続きです。 次はYs君の番です。

 しばらく街を歩いた。そして、マウントが
「なんでサングラスとマスクなんやろ? この時代にはないはずなのに~。」
と考えこんでいた。すると、ジョージが
「やっぱり未来から来たんかな~」
と言った。
すると、マウントたちがサングラスやマスクなどこの時代の人たちには全く分からない言葉を言ったからか、そこらにいた街の人たちが一斉にこっちをジローと見た。ジョージとマウントはあわてて目をそらす。
さっさと道路のわきの目立たない所に移動すると、二人はまたしゃべり始めた。
「それにしてもサングラスにマスクの未来人、どこにおるんや?」
「全然、分からへんわー。」
二人は同時にため息をつく。
「それにしても今さっきのいやな視線。きまずかったなー。」
とマウント。
「本当にこわくてきまず、」
と言いかけたその時、ジョージがはっとなった。
「えっ」
ジョージが何かにきづいた。
「あのいやーな視線受けてた時、未来人いたっ!!
「未来人ってあのサングラスの?」
そう。ジョージの目にはあの時、あの男が映っていたのだった。
(Ys君)

【コメント】
一斉に向けられた視線の中に、探している当の犯人(未来人?)がいる、という筋運びは、上手いなと感心させられました。「二人は同時にため息をつく。」といった情景描写もこころニクイですね(^^)。

これはジョークですが、いつの間にかマウントとジョージが関西弁になっているのは、「もしかして、魔法でフランス語をしゃべれるようになった時の、なまりですか?」とたずねると、生徒たちは笑っていました。

「その8」へ続く。

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