今号の山びこ通信(2010/11月号)から、クラスの様子をご紹介します。(以下転載)

『イタリア語講読』 (担当:柱本元彦)

イタリア語のすすめ

昔、こんな映画がありました。偶然一緒になった多国籍の船客、四・五人が、昼食のテーブルを囲んで会話をします。ギリシア語、ポルトガル語、フランス語、英語、誰もがそれぞれ自分の国の言葉で話し、相手の言葉を理解する・・・。たしかにこれが理想だなあと思いました。ありえない設定ですが、それは無理でも、せめて誰もが外国語を二つ理解することができたら、世界はもっと暮らしやすくなるに違いありません。

国際的なコミュニケーションの言葉としては、とりあえず英語があります。イタリア語は、なまくらなコミュニケーション・ツールですが、第二外国語として捨てがたい魅力があります。つまり、<現在>を見れば、料理やサッカーやファッション、ライフ・スタイルから映画や文学まで、イタリアは世界に欠かせない存在ですし、<過去>を振り返れば、西洋のどの国よりも豊かです。ヨーロッパを築いたのはイタリアでした。西洋の美術遺産の過半数はイタリアにありますし、音楽用語がイタリア語なのも周知のとおり。確かになまくらツールではありますが、<発信>のためにひとつ言えば、発音がとても簡単、まるで日本語を話すように話せます(英・仏・独語ではそうはいきません)。これはとても素敵なことじゃないでしょうか。

(柱本元彦)

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