9/1 ことば3年

こんにちは、上尾です。
9月1日より秋学期が始まりました。
今期の「ことば3年」のクラスでは、「書くこと」に重点を
おきたいと考えています。「書く」と言っても、実際、色々
なレベルがあります。例えば、詩を書くことと、新聞記事を
書くこととは、かなりかけ離れています。クラスではさしあたり、
色々なレベルの書き物に挑戦していく予定です。いずれにせよ、
最初のステップは、とにかく手を動かして、何かを「書く」
ということでしょう。

というわけで、秋学期最初の授業では、夏休みの思い出についての
作文をお願いしました。「書く」という課題を前にすると、子供たちは
少し身構えてしまうようで、面白い話はたくさん持っていて、それを
話すことはできるのに、文章にしようとすると思うように進まない
ようです。子供に限った話ではありませんが、話すことと書くことが
こんなにも違ったものであるということに改めて気づかされます。
だからこそ自分の頭にあることを「書く」習慣を持つ、というのが
大事なのでしょう。書き出すまでには時間がかかったものの、いったん
書き始めると、子供たちは、自分の書いているものにのめりこみはじめます。
全員が書き終えてからはそれぞれに発表をしてもらい、コメントを言い合い
ました。これは春学期からの強調点ですが、人の話を「聞くこと」もまた、
言葉の感性を伸ばすためには必要だろうと考えています。

余った時間には、春からの続きで『二分間の冒険』を読みました。