百木です。
経済学入門は、相変わらずUさん、Koさん、Iさんの三人の生徒さんでわいわいと議論をしながら盛り上がっています。

前回の授業では、『日本の論点』2010年版から「経済成長は必要か?」というテーマについて、三人のエコノミストの議論を読んで、それぞれの立場から議論をしました。三人のエコノミストとは、「成長派」の飯田泰之さん「構造改革派」の野口悠紀雄さん「脱成長派」の水野和夫さんです。

「成長派」の飯田泰之さんは、「リフレ」(大幅な金融緩和)によってまだまだ日本経済は成長することができるし、経済成長は日本にとって絶対に必要だ、という立場です。「構造改革派」の野口悠紀雄さんは、重要なのは成長率ではなく、日本の産業構造を、製造業(第二次産業)中心からサービス・情報業(第三次産業)中心へ転換することが重要だという立場です。「脱成長派」の水野和夫さんは、現在が16世紀の利子率革命(イタリア・ジェノヴァで低利子率が続いた現象)以来の「大転換」期にあり、日本のこれからの課題は「脱近代化」、「脱成長社会」を実現することだという立場です。

この3つの立場については、昨年3月の「経済学の夕べ」でもお話をさせていただきました。今回も、生徒さん3名と経済成長をめぐって様々なお話ができて、大変有意義な時間をすごすことができました。

Share