0917 英語読書会

浅野です。

英語読書会の第16回です。久しぶりの開催となりました。範囲はp.98, l.1~p.106, l.9まで(第8章全体)進みました。

寮分けも無事に終わり、学校生活が始まりました。魔法学校での生活は最初から大変です。階段がたくさんあり、途中で消える階段や金曜日には別のところへつながる階段などがあります。その描写を文字で読むとわけがわかりませんが、映画の映像では印象的だと聞きました。一冊読み終えたら映画を見てみたいですね。

授業には天文学、薬草学、魔法の歴史、呪文などいろいろあります。マクゴナガル先生は”transfiguration”の担当です。初日の授業では家具を豚に変えたり、マッチ棒を針に変えたりしていたこともあり、「変形術」なのかと思ったのですが、日本語訳では「変身術」になっていました。そういえばマクゴナガル先生は猫に変身していました。ただ、”transfiguration”なので、文字通り読めば「形を越えること」です。

金曜日は魔法薬の授業です。スネイプ先生はスリザーリンの寮の先生なので、そこの生徒にひいきをするという噂です。それを聞いたハリーはこうつぶやきました。

Wish McGonagall favoured us.

見過ごされがちなことですが、”wish”は後に節が続くと必ず仮定法になります。ここでは「マクゴナガル先生が僕たちをひいきしてくれたらいいのに(実際にはひいきしてくれない)」ということです。このように”wish”を用いると実際の事実に反することを願っていることになります。実際に事実に反することなく単に願うだけなら”hope”を使います。

朝食時にはフクロウが手紙を持ってきてくれることになっています。金曜日にはハリーにもハグリッドからの手紙がきました。授業後にお茶をしないかというお誘いです。ハリーは応諾の返事を書きました。

It was lucky that Harry had tea with Hagrid to look forward to, because the Potions lesson turned out to be the worst thing that had happened to him so far.

ハリーに楽しみなハグリッドとのお茶会があったのは幸運だった。なぜなら魔法薬の授業はそれまでにハリーに起こった最悪の事態であることがわかったからだ。

この地の文でこれから体験するハリーの苦悩が予告されています。スネイプ先生は初日の歓迎会でも嫌な印象をハリーは受けていました。

At the start-of-term banquet, Harry had got the idea that Professor Snape disliked him. By the end of the first Potions lesson, he knew he’d been wrong. Snape didn’t dislike harry — he hated him.

そう、スネイプ先生はハリーを嫌っていたのではなく、憎んでいたのです。

というのも、スネイプ先生は出席を取るときからしてハリーに「有名人だね」と嫌味を言います。そして事前に読むように言われていた教科書の中から重箱の隅をつつくような問題を立て続けにハリーに聞きます。ハリーはそれらの質問に答えられず、答えられそうなハーマイオニーに当てるようにとスネイプ先生に言うと、その態度が生意気だとしてグリフィンドールの寮の点数が引かれました。

魔法薬の実験をしていても、スネイプ先生は、ネヴィルが失敗をしたことに関して、なぜ注意してあげないのかとハリーを責めました。

こうしてすっかり意気消沈したハリーですが、約束どおりハグリッドの家にお茶をしに行きます。そこは粗末な小屋で、”rock cakes”のおもてなしを受けます。”rock cakes”を食べると歯が折れそうだったと書かれていて、そんな大げさなと私は感じたのですが、参考サイトの画像を見ると確かに硬そうです。(”rock cake”で検索すると一番上に出てきたサイトです。ハリー・ポッターの好物だと書かれています。)

ハリーはハグリッドに、スネイプ先生が自分のことを嫌っているようだと話しますが、ハグリッドはそんなばかなと言いつつも様子が少し変でした。そして部屋にあった新聞を見ると、ハリーの誕生日、つまりハグリッドと銀行に行って買い物をした日に、その銀行に強盗が入ったと書かれています。しかも強盗が来る前に金庫の中を空にしたから無事だったとかかれていたのです。ハグリッドはある金庫の中を空にしていたので、ハリーがそのことを追及すると、ハグリッドはあからさまに目をそらします。

ちなみにその新聞では”wizards or witches”や”spokesgoblin”という表現がなされていて、魔法使いの世界でもPC(Political Correctness)が徹底されているのだなと思いました。

こうして魔法学校に入学して最初の一週間が終わるのですが、ハグリッドとの会話がどの授業にも増してハリーにとっては考えさせられるものでした。

今回はきりよくここまでです。次回は10月1日(金)の18:40からを予定しています。