今号の山びこ通信(2013/11/1)の記事を一つずつご紹介しています。(以下転載)

『つくる』『ロボット工作』 (担当:福西亮馬)

『つくる』は、Aクラスではダンボールや紙箱をよく使いました。1年生のYk君は、仮面ライダーのコスチュームを実現できたことが相当嬉しかったらしく、それを着ながら家まで帰っていきました。次の日、お家での反応について尋ねると、「お仕事から帰ってきたお父さんにさっそく見せて、さっそく誉めてもらって、嬉しかった」とのことでした。

案の定、お家でたっぷり栄養を吸ったYk君は、「次は設計図描いてくる!」と言って、本当に戦車の絵を描いてきてくれたことがありました。(その設計図をもとにして作ってくれているのが下の写真です)。そういう反応が、私も過去の自分を重ね見るようで、嬉しいと感じました。

Bクラスでは、ロケットを飛ばした後の展開で、ゴムを飛ばす割りばし鉄砲を各自制作中です。3年生以上の生徒は、過去に何度か作った経験がありますが、はじめての人はオーソドックスなものに、それを作ったことのある人は、スライド機構(ゴムを引っかける所)のついた連発式に挑戦です。これはギザギザ部分を作るのにとても苦労しました。この稿を書いている時にはまだ作りかけですが、山びこ通信が届く頃には、完成していればいいなと思います。

またその時に、たまたま2年生のYt君がお家でお父さんとレゴで作った筒型の鉄砲を持って来て、披露してくれたことがありました。Yt君は、その仕組みを割りばしでもまねて作れないかと、何時間も試行錯誤を重ねていました。割りばしをひとまず板状にして、それを四面に貼り付けるという大変な作業を、一生懸命乗り越えようとして無心になっている姿に、私も心を動かされました。

さて、中学・高校生クラスの『ロボット工作』では、無線でロボットカーを動かすことに挑戦しています。手頃な無線モジュールがあり、それで簡単に実現できるかと思いきや、動作電圧の違いという点で苦労しました。そこが勉強になりました。これまでは5Vマイコンを使い、モータードライバーも5V用で自作していたのですが、無線モジュールは3.3V用だったのです。また無線モジュールは負理論(0Vでオン)で、モータードライバーは正理論(5Vでオン)。そのような部品を組み合わせて使うには、電圧の違いをうまく翻訳する必要があります。その問題を、手持ちの部品だけでどうにかクリアできたことには、達成感がありました。

この時、「6年生の時に(ロボット工作のイベントで)作ったキャタピラの一輪車も無線化できますか?」と質問したのはR君でした。「もちろんできるから、今度持っておいで」と答えると、R君の表情がぱっと明るくなりました。モーター2つが動いたのなら、1つも当然動くわけですが、R君にとっては、6年生の頃に「そうしたい」と思っていたことが今やっと実現した、という意味があるのでした。私もR君が6年生の時のことを思い出し、一緒になって喜びました。

(福西亮馬)

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