2章も終わり3章に入りました。

 

3章では2章で論じた言論の自由の重要性が個性の自由(行動の自由)にも当てはまるかが検討されます。結論として当てはまるのだということが3章の冒頭で示されます。

 

その根拠として、人間が完璧でない間は、多様な生き方があったほうがよいということです。多様性の重要性をミルが強調していたことに驚かされました。というのも、現代では自由が新自由主義的な競争と結びつけられて論じられることが多く、その場合は一元的な価値観が想定されているからです。しかしよく考えると自由と多様性とを結びつけるほうが自然だとも言えます。

 

2章での議論と同様に、仮にその行いが正しいものであったとしても、慣習だからという理由だけでそうしていることはよくないと論じられます。このあたりは自己決定が徹底されています。

 

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