古文講読

前川です。

今回は『枕草子』34段から35段の途中まで(岩波文庫版による)読みました。

34段では結縁八講の素晴らしさについて述べていますが、35段ではその場が社交の場、一種のサロンであったことも伺わせる記事となっています。『枕草子』ならではの描写の豊かさが、その様子を生き生きと描き出しています。

なお34段では、この夏は今までになく暑い、という愚痴のような感じの言葉があります。京都の夏、今も昔も変わらないようです(笑)

次回は35段の続きから読み進めます。