「論語の素読」を終えて

今日は朝8時半から「論語の素読」を行いました。最初に黙想し背筋を伸ばします。続いて前回までのおさらいをした後、今日は次の言葉を紹介しました。

曹子曰く、吾日に吾が身を三省す。
人のために謀りて忠ならざるか。
朋友と交りて信ならざるか。
習わざるを伝えしかと。

人に対して誠実であれというお話です。とくに最後の「知ったかぶりをしない」というモチーフは、この日取り組んだ「勉強会」の合い言葉です。子どもたちにとって、なるほどと思う話だったかどうかはわかりませんが、論語の言葉は日本の古典です。声に出してこそ値打ちがあると思います。簡単か難しいかで片付けるのではなく、何度もその音色に親しみ、音楽のようにつきあうことにより、いつの日か自分の血となり肉となって自分を支える言葉に熟成していることに気付くでしょう。

古典とのつきあい方はただ一つ。「急いては事をし損じる」です。