ことば

『西洋の児童文学を読む A 』
       (対象:小学生5〜6年)
  木曜16:20~17:20予定 担当 福西亮馬

『はてしない物語』(ミヒャエル・エンデ、上田真而子ら訳、岩波書店)を読むクラスです。全26章を毎週約1章ずつのペースで、1年かけて、通読を目指します。分厚い本を一冊読み切ったという、山登りにも似た体験はかけがえのない知的財産となるでしょう。ぜひ初回からのご参加をお待ちしています。

 (注:本は「愛蔵版」をご用意ください)

ブログ「西洋の児童文学を読む」カテゴリー

歴史

 『歴史』

『歴史』クラス(小学5,6年〜中学生) 
  金曜 20:10〜21:30 講師:吉川弘晃

「日本では小学生から日本の歴史(社会)を学びますが、歴史とはどの科目にもまして不思議と楽しさにあふれる学びです。なぜなら、過去に起きた人間が関わるあらゆるものを物語の形にして自由に考えられるからです。しかし、「自由」といっても、一つだけ重要なルールがあります。それは、物語の一つひとつに証拠を示して相手に理解してもらうことです。クラスでは、日本の歴史を理解するうえで基本的な道具を、国語や算数、理科の知識を引っ張りながら(歴史は知の総合格闘技です)、楽しんで身に付けていきます。」

 『将棋教室』

『将棋教室』 
  月曜隔週 16:00〜17:30 講師:中谷勇哉

「礼に始まり、礼に終わる」。将棋はただ自分が強いことを相手に誇示するためのものではありません。相手がいることは、自分の指した手のどこが悪かったかを直してもらうチャンスなのです。「負けたのは相手が狡(ずる)いせいではない。自分が弱いせいだ」と、素直に非を認められる人は、次には「誓って」その悪い手を指さなくなる分、一歩前より強くなっています。逆に相手が同じ手を指してきた時には、それをとがめる(つまり教えてあげる)ことができます。悪い手を次第に指さなくなる(つまり強くなる)には、先生と、礼を重んじる相手・仲間とが必要です。勝敗は強さの後ろからおのずと着いてきます。「勝ちたい!」≠「強くなりたい!」。この「≠」の意味を一緒に問いましょう。

 『かいが』

『かいがA』クラス 火曜 16:00〜17:30 講師:梁川健哲
『かいがB』クラス 木曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲
・『かいがC』クラス 金曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲

基本理念:1.こどもたちの好奇心・創作意欲にまかせ、表したい物事・表す素材と、心ゆくまで向き合う時間とする──「鉄は熱いうちに打て!」 2.こどもたちの好奇心を高め、発想を広げるための「きっかけ」をつくる。3.描くことは「発見」すること。

シンプルで広がりのある課題を設定し、与えられたテーマを自分なりに解釈することや、画材の用い方を工夫することなど、子どもたちの柔軟な姿勢を何より大切にしています。また、絵画とは切っても切りはなせない関係である「自然」との対話も大切にしています。心を思いきり解き放つような時を過ごしてもらえるようなクラスづくりに努め、堂々と自分の考えや、感じた世界を表す「自信」をみなさんに身につけて欲しいと願っています。

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  『しぜん』

 ・『しぜんA』クラス 火曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲
『しぜんB』クラス 木曜 16:00〜17:30 講師:梁川健哲
『しぜんC1』クラス 月曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲
『しぜんC2』クラス 月曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲
『しぜんD』クラス 金曜 15:50〜17:20 講師:梁川健哲

山の学校は、文字通り山に抱かれた場所にあり、教室を一歩出れば、森や、谷、沢に続いています。そして、季節ごとに様々な草花や昆虫など、生き物たちとの出会いがあります。そのように、自然の中に身を置き、生き物たちや、自然の事物と向き合うことでしか得られない情報、つまり、「体で感じられる情報」をたくさん掴み取って体に溜め込むような時間を、クラスでは一番大切にしています。
それらは言うまでもなく、本に書いてあることや、誰かから聞いた話からだけでは得ることの出来ない情報です。
「なんでだろう?」「ふしぎ!」「おもしろいなぁ!」「きれいだなぁ…」「すごいなぁ〜」・・・。
実感や感動を伴う体験から、自ずと好奇心は膨らみ「もっと知りたい」「考えてみたい」「調べてみたい」というように、能動的な「吸収」や「表現」に繋がっていきます。
しかし何より大切なのは、そのようにして自然の事物に対する愛着、感謝、敬意が育まれることです。それは、人を謙虚にし、広い視野と、やさしい心をもたらすと信じています。

しぜんの中にいるたくさんの「先生」たちと出会い、その声を聞き、みんなで対話をしましょう。
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  『ことば』

『ことば1〜2年』クラス 火曜 16:20〜17:20 講師:福西亮馬
『ことば3〜4年』クラス 水曜 16:20〜17:20 講師:浅野直樹
・『ことば5年』クラス 水曜 16:20〜17:20 講師:福西亮馬
『ことば5〜6年』クラス 木曜 17:40〜18:40 講師:福西亮馬

時には読み聞かせを通して、時には作文の添削を通して、日本語を正確に理解し、表現する力を養います。

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  • 「ことば」クラス紹介(福西 亮馬)

     フラココと風ときょう走五時五分  雫(3年生)

    フラココとはブランコのことです。それを春の季語だと紹介したその日は、嵐のような風が吹いていて、大きなクスノキが右に左に傾いでいました。落日はまだ高いところにあり、雲に覆われて白くぼんやりと輝いている時間帯でした。この句は、夕日を見るつもりで園庭の柱時計の方を向くと、五時五分だったことを表しています。そして「春の夕暮れ」という言葉を使わずに、時間でそれを表しています。作者は、新しい学年になったばかりで胸を張っており、うら寂しい日差しの中、ブランコを漕いで、風と「きょう走」しています。前に乗った時よりも少しだけ小さく感じる幼稚園の遊具、往復運動、そして風との対話。

    このように作者によって切り取られた時間は、俳句という形式を通じて普遍性を勝ち得たと言えるでしょう。私自身、この句を忘れないだろうと思います。このように俳句に取り組むこともあれば、最近では説明文を読んで「まとめる」ということもしています。というのも、アンテナを張ってキャッチしたことを自分のものとし、またそれを人にも正しく伝えるために、要約の力は欠かせないからです。インターネットはその時調べるにはとても便利な情報源ですが、一生を通しての情報源となるものと言えば、やはり今も昔も変わらずに本であることでしょう。それなので、本に「何が書いてあるのか?」という解像度を上げるために、そして将来の読書体験において、一生の糧となる栄養を得るためのお手伝いができればと考えています。

  • 「ことば」クラス紹介(高木 彬)
    「・・・では、言葉とじっくり向きあうにはどうすればいいのか。
    たとえば俳句づくりでは、実際に外へ出て、見つけたもの、感じたことなどを、気の赴くままに五七五にまとめてもらいます。そして、この俳句づくりを、春夏秋冬それぞれの季節ごとに数回ずつ実施します。作品どうしを見比べることで、四季を通じた変化を感じることができるでしょう。
    また創作では、構想から執筆・完成まで長い時間をかけて、こつこつと自分の世界をつくりあげていきます。本読みにしても、できるだけ長篇を読んでいきたいと思っています。 どれも気の長い取り組みです。しかし、良き親友は、二三日でできるものではありません。こうした長い時間が、言葉への愛情と信頼を育むことになるでしょう。・・・(全文はこちら)」

  『かず』

 ・『かず1〜2年』クラス 火曜  17:30〜18:30 講師:福西亮馬
『かず3〜4年』クラス 水曜  17:30〜18:30 講師:浅野直樹

計算力をしっかり身につけると同時に、「かず」の世界への関心・興味を深めてもらうクラスです。ドリル以外に、どんな教材が飛び出すかはいつもお楽しみ。
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「かず」クラス紹介(福西 亮馬)
計算、文章題、パズルを取り混ぜてしています。先取りはあまりせずに、復習寄りのことをしています。ただし、強調しておいた方がよい数学的な内容については、先を見据えて重点的にすることがあります。たとえば九九ならば「二乗の数」であったり、図形ならば「三角形の二辺の和が他の一辺よりも長いこと」(三角不等式)などです。

パズルでは、ねばり強さと論理性とを積み重ねています。パズルが解けた時の達成感は、考えることそれ自体を楽しむことにプラスになります。感覚的に解けることから次第に論理的に解けることが面白くなるような移行を図っています。

さて、算数が得意になると、物事に見通しがつけやすくなります。そして式やグラフで明示することで、多くの人にその見通しを共有してもらいやすくなります。そのような「なるほど」という認識の土台作りとして、算数は今まで通り大事な科目としてあるでしょう。

図形は、目に見える数として具体的なものです。計算は、パワフルなものです。そして単位量当たり(割合)という考え方は、分析的なものです。これらはやがて幾何、代数、解析という3つの分野として中学の数学で登場し、高校、大学以降の数学の中で統合されていきます。小学校の期間は、そのはじめに「1」として置くべき基礎を学んでいます。ぜひこの「1」となるべきものを磨き、将来の解像度を上げていきましょう。

『かず5〜6年』A クラス 水曜 17:30〜18:30 講師:福西亮馬

  • 考えることの主体性を見守ることが、かずクラスの目的です。そこで、このクラスでは、授業の前半で算数の本を読みます(テキストは4月のはじめに指定します。算数に限らず、「読む」ことは能動的であり、受け身になりがちな教科に対する好奇心の種まきだと考えます。何を知り、何を知らないか。答の出ていない問題とは何か。書かれたことの咀嚼をしましょう。授業の後半では、ドリルとパズルの隔週メニューで取り組みます。以上を通して、中学以降で学ぶ数学への橋渡しがスムーズにできるよう、このクラスでは子どもたちの「考える」営みを応援したいと思います。

  • ブログの「かず」カテゴリー

かずの過去記事

『かず5〜6年』Bクラス 火曜 17:30〜18:30 講師:浅野 望

クラス紹介(山びこ通信2018年度号より抜粋)
・このクラスでは,前半の30分は学校で習うような基礎的なことの復習にあてて,後半の30分で少し頭を使う問題を解いてもらっています。
・受講生には基本,自分のペースで解いてもらい,わからなかったら質問するようにしてもらっています。(中略)
・30分間じっくり考えてもほとんど手が進まなかった回もありましたし,なかなか解けずにみんなの集中力が途切れてしまう回もありました。しかし,このような「もがき」にこそ,学びの本質があるのではないでしょうか。わき目もふらずに,目的地まで一直線に進むことが理想とされがちな世の中ではありますが,受講生の皆さんにはぜひとも寄り道や回り道をしてほしいですし,そのような学びの機会をこれからも提供できればと思います。

 

  『つくる』

『つくる1年』クラス  隔週木曜日 15:50〜17:20 講師:山中壱朗
『つくる2~3年』クラス  隔週木曜日 15:50〜17:20 講師:山中壱朗

クラス紹介(2017年度秋学期号より抜粋)
今回は何ができるのか、何が起こるのかを思い浮かべながら山の学校に向かっているのですが、その予想通りになったことはありません。しかし、予想通りにいかなかったことが残念というわけではなく、発想の豊かさ、自由さに毎回感銘を受けております。

来て早々作業を始める生徒もいれば、(山の学校に着いた時点で)何を作るか特に決めていない生徒もいます。後者の場合でも、山の学校にある材料を見て回り、周囲とのやりとりを通して方向性が徐々に定まっていきます。作業の途中で方向性が変わることもよくありますが、90分の時間内で様々な作品が仕上がります。(中略)
 すでに完成されたものやサービスを享受し、楽しむことが日常生活で容易になった分、「つくる」の中では考えたり悩んだりしながら形にすることも楽しめるように見守っていきたいと思います。

『つくる(ひねもす)』クラス 対象小4~6年 
  隔週月曜日 16:30~18:00 講師:福西亮馬

つくるクラスの目指すところは、「あるから作る」ではなくて、「ないから作る」。そこで、「つくる46年」の内容を『ひねもす』に絞ります。『ひねもす』は、レゴのように、紙パイプを組み立てる工作です(写真参照)。着想から完成までの過程には、さまざまな発見が得られますが、その精度を上げることが目的です。いわば一冊の本を「これ」と決め、じっくり読むようなものです。取り組みの枠をあえて限定すると、物事に対して「見える深さ」が違ってきます。それを追究します。

「工作に終わりはない」──これはある生徒から聞いた言葉です。「どうして?」とたずねると、家でよくレゴを分解しては組み立て、そのたびに「改良するところがどんどんと見つかっていくから」だそうです。その生徒の思い描くレゴと同じように、「『ひねもす』を」という方は、ぜひ参加をご検討下さい。