1/7 高校英語

上尾です。

年末年始、高校英語の授業は冬期講習を行いました。
冬期講習では、いくらか時間を割いて英語の基礎的構造
についての復習を行ったうえで、いつものようにテクストの
読解に取り組みました。英語学習は、やはりコンスタントに
ひとつのことを続けることが重要だと思います。
冬期講習を挟んだおかげで、年明け最初の授業も、意識の
高い状態で開始することができたように思います。

さて、”A Wizard of Earthsea”は、現在、導入部を過ぎて
少しずつ物語が動き出したところです。文法の復習を行い
ながら進めていますので、一時間に読む量はそれほど多く
ありませんが、それでも、始めた頃よりはずいぶんとスムーズに
一文一文を読めるようになってきました。

今回読んだ段落は、物語についていっても、
ちょうど主人公に魔法の才能があることがわかって面白く
なってくるところでしたが、文法事項に関して言っても、
分詞構文が多用される、非常に重要な段落でした。
分詞といえば、実に様々な文法事項と関わる要素ですが、
分詞そのものについて一貫して馴染む機会は、文法の教科書
ではあまりないように思います。一方、こうして物語を読む
利点は、文法のカテゴリーに囚われずに、その都度その都度
現れる表現や単語を通じて、英語というものの全体的な感触に触れる
ことができることだと思います。今回の段落に現れた分詞構文についても、
それ以前に出てきた進行形の表現や、形容詞的な表現との関連を
通じて見ることで、いっそう感覚的につかみやすかったのでは
ないかなと思います。

英語は地道に勉強を続ける必要があるものですが、同時に、
その一部だけではなく常に全体を一挙に理解するつもりで
取り組む必要があるものだと私は思います。
とにかくがむしゃらに英語のシャワーを浴び続けるつもりで、
これからもテクストの読解を続けたいと思います。