0910 英語高校

浅野です。

Sさんは今回、数行程度の構造がややこしい英文を和訳する練習をしました。

和訳を書くことについては9/9 英語(高校)でも話題になっていましたが、私も和訳を書く練習は必要であると思っています。おそらく数十年前は無闇に難解な構文を和訳させることに重きを置いていて、その反動で近年は和訳よりも速読やパラグラフリーディングなどが幅を利かせている状況だと推測します。この件に関してはいろいろな意見があるでしょうが、要はバランスでしょう。

和訳の練習としては英語に特徴的な構文が用いられている部分を扱うことが多いです。今回もそうで、いくつか質問を受けてその場で解説をしました。かなり複雑な箇所だったのでここで再現することはできません。付帯状況のwithやnot so much A as B(AというよりもむしろB)といった、文法でもよく取り上げられる表現が鍵になっていました。こうしていろいろな角度から接近すると理解が深まります。

Yさんは引き続き関係詞の習得に励んでいました。「イギリスは左側通行の国です。」という文をどのように英語で表現したらよいかわからないと質問してくれました。関係詞を使うなら元の2文が書ければほぼできあがりですが、この場合その2文を見つけるのが難しいです。「イギリスは(ある)国です。」(”The U.K. is a country.”)と「イギリスでは人々は左側通行をします。」(”They drive on the left in the U.K.”)という2文になります。日本語に書かれていない一般の人々(they)を導入する必要があるわけです。関係詞を用いてつなげると、”The U.K. is a country in which they drive on the left.”あるいは”The U.K. is a country where they drive on the left.”となります。