しぜんD2(2022-07-01)

記録的な暑さで、生徒さんたちも、冷却材や水筒片手に汗びっしょりで教室にやってきました。

そういうわけで、この日は前回クラスに続き、こんな日でも涼しいはずの沢へいくことになるのではないか、と読んでいましたが、案の定、生徒さんの多くが「沢へ行こう!」と言いました。

この日の発表としては、K君がつかまえたシロスジカミキリと、折り紙でつくったカブトの幼虫、牛、金魚を、Aちゃんが折り紙でつくった薔薇としぜんにっき2枚(蜘蛛をつかまえたこと、海に入ってとても冷たかったこと)、そしてMちゃんが、友達が海で拾ってきてプレゼントしてくれた「石」たちを、それぞれ披露してくれました。

海で拾った石はどれもまるっこく、なぜなのかをみんなで考えました。石といえば、沢にも石があるので、「特別な石」に出会うためのヒントとして『すべての人に石が必要』バード・ベイラー著(河出書房新社)を紹介してから沢へ向かいました。

そこには、特別な石を見つけるための10のルールが書かれているのですが、「絶対にルールを守らないといけないの?」とI君がよい質問をしてくれました。
そうです。これらは、あくまでこの著者が考えたルールなので、「ヒント」として捉えればよいのです。

お部屋でゆっくりめに涼んで、それからひみつの庭に寄り道して向かったので、沢での時間は30分足らずでしたが、裸足になって足を流れに浸したり、生き物を探したり、そして、石をあれこれ眺めたりして、あっというまに時間が過ぎました。「教室より涼しいね」と、沢に着いたとき、生徒さんが口にしていました。教室も冷房をきかせていましたが、沢の涼しさというのは感触が違うのでしょう。

G君は、前回の「おにぎり石」につづき、「パンみたいな石」をいくつも見つけて持ち帰っていました。

(担当 梁川)