しぜんC1(2022-06-13)

春学期4回目のクラス。

前回は、立ち枯れした竹を切り倒して、「流しそうめん」に使おうという話が出ましたが、竹を切ったり割ったりするにも体力が要ります。

また、そのときは加工に多く時間を割いたので、この日は気分をかえて、「森を通り抜けて沢まで行く探検」ということでみんなの気持ちがまとまりました。

「沢へいったらカエルをさがしたい」と何人かが話しながら、森の入口にある「ひみつの庭」前を通りかかったときに、さっそくツチガエルを見つけてしまったので、もっと見つけたい!と言って、みんなはひみつの庭の中へ向かいました。そのあとも、2匹ほど見つけましたが、気持ちがはやっているときは、カエルにも気取られやすいもの。ぴょんぴょんとすぐに逃げられてしまいました。

森を抜けて沢までたどり着いてからは、ゆったりと時間が流れ、生き物探しをする人、跳躍力と運動神経を活かして沢を飛び越えたり、斜面をよじ登ったりする人、泥団子をつくる人など、それぞれの気配を感じられる距離で、思い思いの取り組みがありました。

大小のサワガニや、アカガエルが沢山見つかりましたし、倒木の根っこがあった場所には、年度に使えそうなよい土が豊富にありました。その他、ゴルフのパターのような形をしていて斧のようでもある木の枝を見つけた人もいれば、落ちていた木の枝を切って、野性味あふれる木製バットをつくった人もいます。

これら全ての活動にも勿論、体力が要りましたが、疲れている様子の生徒さんが多かった割りに、最後はみんな元気そうでよかったです。
しぜんクラスでは、何度もそういうパターンを見てきました。自然の中で心をなにかに集中させたり、開放したりすることで、身体のうちに湧いてくるものがあります。

これからもそういう時間を大切に、大切に。

(担当 梁川)