将棋道場参加記

月曜日の将棋道場に参加しました。

今日のテーマは「飛車を竜に変える」でした。

中谷先生は最初に大盤を使って、1 飛車だけで竜にはなれないこと、2 銀とペアを組むことで敵陣を突破できること、を説明されました。

その後、実践に移り、ペアを組んで対局しました。

コマの並べ方を覚えたばかりの子もいれば、自信のある勝ちパターンをすでに持っている子まで、さまざまでした。

中谷先生は相手の棋力に応じてコマを落とし、縦横無尽に対応されていましたが、私は初顔合わせの相手ばかりなのでコマを落とさず全力でお相手し、終わってからあの手が勝敗の分かれ目だった、という点のみ指摘しました。

追い詰められて、王の逃げ場がないことを確認する瞬間はつらいものです。じっと盤面を見つめ、なかなかあきらめのつかない表情を見ていると、今高校生になった男の子のことを思い出しました。

彼は、30分「負けました」と口に出せませんでした。その後、将棋だけでなく勉強その他において大きく成長された姿に思いをはせると、将棋を通し勝敗にこだわりをもちとことん粘ること、あきらめないことは大事な経験になると思います。

冒頭で中谷先生が教えてくださった様に、将棋には型があり、型を覚えることが初歩の段階ではとくに大事です。我流で押し通そうとして「型」に敗れ、その経験を踏まえて「型」を学ぶ、という繰り返しだと思います。

クラスの皆が向上心をもち、互いに切磋琢磨されることを願ってやみません。