ひたすらダンゴムシと向き合う

この日のしぜんクラス(6/28、しぜんC2クラス)では、教室付近にある植え込みの土の上や石の下にたくさん見つかるダンゴムシを子どもたちが探しはじめ、ダンゴムシ探しのスイッチが完全に入っていたので、その流れに任せました。

ダンゴムシが気持ちよく過ごせる環境を飼育ケースに再現したり、手作りの迷路を歩かせ、その歩みを観察したりしました。

鋭角な曲がり角があると、頭を突っ込むようにして、しばらく佇む癖があることや、触覚は左右に振っているのではなく、くるくる回すように動かしていること、「そう言えば、ダンゴムシってどこに顔があるのか分からなかった」という女の子は、虫眼鏡をつかって、つぶらな瞳がそこにあることを発見したり、のんびり屋がいたり、せっかちさんがいたり(歩くのが早い!)さまざまな発見がありました。

おそらくみんな、幼稚園時代からダンゴムシに接し続けているわけですけれど、こちら側が「今更ダンゴムシ?」なんて思う必要は一切ないのです。ダンゴムシは、いつまでも魅力的で、色々なことを教えてくれる「しぜんの先生」のひとりであると、改めて実感しています。

(担当 梁川)