1020 中学数学

浅野です。

計算ドリルの効果が試験に出たのでしょうか。

Nさんはやや不満足な出来だったようです。問題用紙がなかったので簡単に感想を聞くと、全くわからないようなところはなかったけれども、微妙に間違えたところがいくらかあったというところでした。それよりも驚いたのは彼の試験を受ける姿勢です。制限時間を意に介していない様子でした。難しい問題も含めて前から順番に解いていくとのことです。これまではそれでも時間内に終わっていたからよいものの、やはり簡単な問題から解いていくということが試験では鉄則です。

Tさんは答案を見せることができないほど悪いと言っていました。反省会をすると、とにかく時間が足りなかったことが原因であると判明しました。時間が足りなくて最後の7問くらいを解くことができなかったが、それを後でやり直すと全部できたからです。迷うような問題があれば飛ばして次に進むという戦略も実行していたのに時間が足りなかったのです。もしかすると最初の計算を丁寧にし過ぎたのかもしれません。いつもこちらでしている計算ドリルは時間制限をしていませんでした。これからは速度も意識したいです。

Oさんは今回も計算ドリルで問題の勘違いをしてしまいました。「xが○○増加するときのyの増加量を求めよ」という問題を、「xの値が○○であるときのyの値を求めよ」だと受け取っていたのです。やはり増加量が馴染みにくいようでしたので、①具体的な数値を当てはめて考える、②変化の割合=yの増加量/xの増加量で考える、③グラフで考えるの3通りで説明しました。話は変わって、もうすぐ証明を習うと学校の先生に聞いたそうです。もしかしたらそれで前回これまでに習った証明問題をリクエストしてくれたのかもしれません。おそらくこれから習うのは三角形の合同の証明で、これまでに習った文字式の証明とは趣が異なりますが、論理的に詰めるという手順は共通しています。