かいがA(2018/05/08)

担当の梁川です。

前回に続き、天候に恵まれなかったAクラスでは、今回も室内で静かに取り組みました。

今回は「色鉛筆だけでどんな表現ができるか」というチャレンジをしました。教室ではいつも12色入りセットを使っています。
線の「重ね方」次第で色々な表情が出せますし、深みのある新しい色を作ることができます。

3人とも異なる色を重ねたり、タッチを工夫したり、実験を楽しんでくれました。
「傑作ができた〜!」と、Madokaちゃん。
皆でお互いの絵を見せ合って、その場で振り返りました。

クラスの残り時間は、Masato君のドローイング(二つの陣地に分かれて戦いが繰り広げられていく)にヒントを得て、私が昔よく兄弟や友達と楽しんでいた鉛筆を用いたゲームを紹介しました。呼び名は分かりませんが、互いの陣地から持ち駒(紙の端に描いた幾つかの戦闘機など)を発進させ(鉛筆の芯を立てた状態から弾いて滑らせ、その軌跡の分だけ進める)、先に相手の駒を撃破した方が勝ち、という単純なものです。
持ち駒の中で「ボス」をつくる、ボスは3回当てないとダメ、バリアーを部分的に設けるなど、より楽しくなるような提案が、彼との対話の中で次々と生まれました。
女の子二人も同様に楽しんでくれて、彼一人だけの画用紙で起こっていた世界の一端を、少しみんなで共有できた気がしました。