つくる1~2年(2017/3/2)

福西です。

新しく1年生のHotaka君が来てくれることになりました。よろしくお願いいたします。

 

Ryo君は前回の船をさらにディーテールアップしました。ウィングと透明パーツがカッコいいです。さらにRyo君はへさきの部分からゴムを発射できるようにしていました。そこで、ゴムを引っ張った時に本体が変形してしまうことが課題として出てきました。これには横木をあてることで強度を増す工夫をしました。

 

Sin-ichiro君は、作りたい物を先に決めてきたようでした。「車! 車が作りたい!」と言うなり、さっそく作り出しました。「お家でやった時はうまくいかなかったけど、小学校で見て覚えたやり方を真似たらできた!」と大喜びでした。たぶん、「箱の幅<車軸の長さ」であることと、タイヤ(ペットボトルのふた)に、ドリルで「中心」にうまく穴を開けられたことが成功の要因だろうと思います。さらに、「ゴムで引っ張って発進する」ように工夫していました。

その後、Ryo君と一緒に、「(耐久試験)コース」を作って何度もその上を走らせていました。Ryo君が新しい面白いコースを次々と考案していき、二人して大盛り上がりでした。

 

Kanaちゃんは、前回のリリアンの続きをしました。色を変えるところにKanaちゃんのこだわりが見られます。そして、あれよあれよという間に、すごく長くなりました。「こんなに長くなった! なわとびもできるよ!」とのことです。ペースアップしたことで、俄然楽しくなってきたようでした。また、向かい合わせで同じくリリアンをしていたHotaka君と話の馬が合い、何度も爆笑していました。

 

Hannaちゃんは、前回リクエストのあった「米粉ねんど」をしました。お母さんのプレゼントにしたいそうです。「箸置きって、どんな形(デザイン)がある?」とたずねてきたので、相談に乗りました。「くだものシリーズとかはどう?」とか「細長い形が置きやすいかな」とか「でこぼこがあると置きやすいよ」など。Hannaちゃんは「これに入れる」という専用の箱を持って来ていました。その中に入りきらないぐらい、1日でたくさん作っていました。Hannaちゃんワールドが広がっていました。ねんどはHannaちゃんの独壇場です。

 

Hotaka君は、材料の山から毛糸を見つけるなり「これがしたい」と申し出てくれました。おばあちゃんがお裁縫上手とのことで、シャツを編んでくれた話や、「靴下のこことか、ズボンのこことかも塗ってくれたんや」と教えてくれました。すぐにコツをつかんで、「早くできるようになった!」と嬉しそうでした。最初はミサンガみたいにするところ、予定の長さを越えて、「やっぱりマフラーにする」とのことでした。お向かいに座っていたKanaちゃんと、編み物友達のように話しながらしていました。最初の緊張もすぐにほぐれたようで、よかったです。

クラスでは、作りたいものが決まった後は、生徒たちの方から、追加でほしい材料や道具を言ってくれるので、それを出すようにしています。1年が経ち、生徒たちが自立しているなと感じるこの頃です。