かず3~4年(2016/9/12)

福西です。

かけ算の筆算について、先週の重ね塗りをしました。

101×2

909×9

101×11

106×22

と、だんだんレベルアップしていきます。

次に、後ろに0のある計算を見ました。

505×50

210×50

480×400

4200×4800

これらはみな、0の処理を後回しにします。

筆算に起こす場合も、

5 05

×50

——

と、問題に出てくる形をそのまま受け止めて処理するのではなくて、

505

× 5 0

——

と、桁をずらして計算しやすいように加工します。

この、「必要があれば、自分で加工できること」が、これからの勉強のステップとなります。

一つ一つのステップは小さくて、「なんのことはない。そんなふうにしなくても、できる!」と強気を張れそうですが、そのステップが十ほど積み重なった頃には、だいぶ違った景色が待っています。

なのでクラスではぜひ、そうした「サブルーチン」(繰り返し利用されるアイテム)なり、「セーブポイント」(毎回一からやりはじめなくてもいいような足場)を盗んでいってほしいと思います。

最後の方では、

9 0 09 0

×  909 00

————-

のような、学校でもまだ習っていないような計算でも、「それまでのやり方さえ知っていれば、同じようにできる」と知ることで、自信をつけてもらいました。

Ryohei君が「今日オレ、何枚したんやろうなあ!?」

と誇らしげに言っていました。

用意していたプリントは19枚ありました。それを生徒全員が、全部平らげたことになります。

個々に達成感があったと思います。

 

できた人は、絵の間違い探し(先週のリクエスト)のプリントをしました。

本当はそれを、先の計算問題の合間で挟むつもりだったのですが、生徒たちの要望で、結局、最後にまとめてすることになりました。

そちらも違った意味で手ごわく、リラックスして解いてくれました。