ことば3~4年(2016/6/7)

福西です。

北海道に「下の句かるた」というのがありますが、今日はそれをまねして、「上の句かるた」というものを作ってみました。(実際にはそのようなものはなくて、クラスでの創作物です)

上の句は575=17文字もあります。ふつうの取り札は下の句の77=14文字なので、おそらくスペースがきちきちになることが予想されます。そこで一工夫、取り札には最初の5文字は飛ばして、「75」のところを書くことにしました。

実際にこれを使って遊ぶときのルールは、上の句の最初の5文字を読んで取る、ということにしようと言ったところ、M君が「それやったら、大山札はどうなるの?」と鋭い質問。「ほんまやなあ」と私。最初の5文字では決まらない歌の存在を忘れていました。それで結局、「上の句を読む間に札を取る」とルールが改正されました。

さっそく、みんなで札を手分けして、無地のかるたに思い思いに色ペンで書いていきました。

下の句かるたの筆法をまねて、(可読できる範囲で)くずし字や、地の大小のアクセントをつけてもいいことにしました。その方が実際に味のあるものができあがりました。

 

まさか今日中に100首全部手を付けるつもりではなかったのですが、あれよあれよという間にどんどん進んでしまい、時間ぴったりにできあがってしまいました。

「まるで出版社の編集室みたいやなあ」と私が言うと、最近のドラマに『重版出来!』というのがあるらしく、生徒たちもさらに興に乗ってくれました。

そんなわけで、来週はこのみんなの作ってくれた札を使って、「第1回 上の句かるた大会」を開こうと思います。