テキストを書き写すこと

山下です。
一つ前のエントリーは英語の読解に関するものでしたが、今度はラテン語の話です。

もちろん英語にも関係するのですが、私が西洋古典の授業で印象に残っているのは、試験のことです。

サルスティウスのラテン文を講読で読みましたが、試験はどういうのかといえば、白い紙が渡されて「覚えているだけ原文を書きなさい」というものでした。これが古典の試験の伝統なのだそうです。

試験対策は「ひたすら書いて覚える」しかありませんでした。涙が出そうなくらいきつかったですが、とてもよい訓練になったと思います。

今、山の学校の英語のクラスでは生徒たちに「暗写」を勧めていますが、中身は今ふれたラテン語の学習法と同じです。